
こんな部下はムリ!上司418人に聞いた【苦手な部下の特徴ランキング】 (3/3)
部下との関係を良くするために上司が行っていることは「積極的なコミュニケーション」
こうした事態を防ぐため、上司たちが行っていることで圧倒的1位は「積極的なコミュニケーション(40.4%)」でした。
2位「話しやすい雰囲気をつくる(22.7%)」も多くなりました。差が開いて、3位「適度な距離を保つ(7.9%)」、4位「丁寧に教える(7.7%)」が続きます。
キャリアコンサルタントのコメントは……
キャリアコンサルタント歴13年の小関珠緒氏の考察は、以下の通りです。
小関氏:上司は、適切なコミュニケーションが取れない部下が苦手だと分かります。このような部下は、能力が高かったとしても信頼関係を築きにくく、チームをまとめるのが難しくなるからでしょう。
関係をよくするために上司は積極的な声掛けをしたり話しやすい雰囲気をつくったりと、苦労がうかがえます。
こちらは海軍軍人・山本五十六の名言です。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
「言って聞かせる」「褒める」「耳を傾ける」「承認する」「任せる」などは、まさにアンケートの上司の行動ズバリです。
時代は変わっても、人を育てる方法は同じなのですね。
「感謝で見守る」「信頼する」を意識すると、さらに良好な関係が構築できそうです。
監修者プロフィール
小関珠緒
学習院大学卒業後、実用書の編集者を10年経験し、フリーの編集者・ライターとして独立。その後、2012年にキャリアコンサルタントの資格を取得し、自身の仕事・転職・起業経験と、心理学・コーチングの学びを元に中小企業の社員育成業をスタートした。
「強みを生かし、ゆたかに生きる人を増やす。人を成長させるリーダーを増やす」という理念の元、中小企業向け女性スタッフの人材育成を専門としている。人あたりのよさで本音を引き出し、相手の性格・強みに合わせて本質を突く指導が好評。
・ヒトノビ( https://hito-nobi.jp/ )代表
・キャリアコンサルタント歴13年 相談件数 のべ約800名
・リテールベーカリー、薬局、クリニック、保育園、エステサロン、税理士事務所、特許事務所、デザイン設計会社など、対面接客業で女性スタッフが多く勤める中小企業を支援している。
【資格】
国家資格 キャリアコンサルタント
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会 CDA会員
一般社団法人 日本マインドセット協会(JMSET)認定インストラクター