ウェルネスフード
2025年10月17日

ブロッコリーを食べると幸せホルモン「オキシトシン」が出る可能性、キユーピーの研究結果で判明

キユーピー株式会社は、野菜を食べることで心身にどのような影響があるのかを調べる研究で、「ブロッコリーの摂取によりリラックス効果が得られる可能性がある」ことを確認しました。研究成果は、9月に開催された第27回日本感性工学会大会で発表されました。

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ブロッコリーを食べると「幸せホルモン」が増加、気分も前向きに

実験では、ブロッコリーを食べる前後で唾液中のオキシトシン(いわゆる“幸せホルモン”)の量を測定しました。

その結果、摂取後にはオキシトシンの分泌が増加し、気分評価でも「うれしい」と感じる人が増え、「憂うつである」という感情は減少したそうです。

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脳波・心拍でもリラックス反応

脳波の測定では、ブロッコリー摂取時および摂取後に、リラックス状態を示す値が有意に上昇しました。

心拍の測定でも副交感神経の活動が高まり、自律神経のバランスがリラックス方向に傾いたことが確認されました。

「ブロッコリーを食べると体も心も落ち着く」という結果が得られたのです。

ブロッコリーはマヨネーズとの相性が良く、2026年度には「指定野菜」に加わる予定です。キユーピーでは今後、他の野菜でも同様の研究を進め、野菜摂取とウェルビーイング(心と体の健康)の関係をより深く探っていくとしています。

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<Edit:編集部>