2020年6月23日

野菜ジュース、飲用頻度が2012年から減少傾向に。飲むのは「朝食時」、人気商品は「1日分の野菜シリーズ」

 コンビニやスーパーなど、手軽に入手可能な野菜ジュース。最近ではこだわり派の商品もたくさん登場していて、どれもおいしいですよね。

 そんな野菜ジュースですが、マイボイスコムがユーザー1万人超に対して、大規模アンケートを実施。飲用頻度や、直近で飲んだ人が多かった人気商品などを発表しています。

実は飲用頻度が減っている野菜ジュース

 同社の実施する野菜ジュースに関する調査は定例実施で、今回が10回目。健康志向の高まりとともに、人気はうなぎのぼりかと思いきや、実は飲用頻度が2012年以来減っているというのは興味深いポイント。最新の調査によれば、野菜ジュースを飲む人は全体の5割弱。2017年からは半数をやや下回る結果になっています。

 ちなみに、野菜ジュースは一体、いつ、どんなシーンで飲まれているのでしょうか?

 今回の調査によれば、野菜ジュースを飲む場面として票が集まったのは、「朝食時」が飲用者の43.5%で最多。次いで、「昼食時」「くつろいでいるとき」「のどが渇いたとき」「おやつの時」などが、各10%台で続いています。

直近1年間で飲んだ野菜ジュースは?

 さて、野菜ジュースを飲む方が、一体どの銘柄を飲んでいるのかも気になるところ。

 今回の調査で最多得票となったのは、伊藤園『1日分の野菜シリーズ』で、飲用者の40.7%。以降、『充実野菜シリーズ』『カゴメ野菜ジュース』『野菜生活100シリーズ』『野菜一日これ一本シリーズ』といった銘柄が3割前後で続きました。

 購入時、どのような点を重視しているのかという質問には、「」が48.3%で最多。「飲みやすさ」「価格」が各30%台と続きます。特に、「味」「飲みやすさ」は男女差が大きくなっており、性別ごとで重視するポイントが違うことが読み解けます。

 最後に、野菜ジュースの購入理由についても見てみましょう。もっとも多かったのは「野菜不足を補うため」で、購入者の47.5%が回答。「おいしい」「手軽に栄養素を摂取できる」といった答えが各30%台、「一度に多種類の野菜・果物が摂取できる」「なんとなく体によさそう」が各2割と続きました。

 ちなみに、飲用頻度が「ほとんど毎日」「週3~4回」の層では、「野菜不足を補うため」という回答が6割を超える特徴も。また、商品ごとで見ると『野菜一日これ一本シリーズ』飲用者は「野菜不足を補うため」、『農協 野菜Days』飲用者は「手軽に栄養素を摂取できる」と回答した比率が高くなりました。

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<Text:辻村>