2018年6月27日

理系男子、大海を知る。初心者のためのオープンウォータースイム│あなたのトライアスロン“初挑戦”を応援します! #2 (3/3)

みんなで泳ぎ切ったあとの達成感! 仲間作りも魅力

 大勢の選手が一斉スタートするトライアスロンでは、泳ぐときももちろん集団泳。体力を温存しつつレースに臨むためには、斜め前の人についていくのがポイントだそうです。前にいる人の水をかく力によって1人で泳ぐよりも楽に前に進むことができるという説明を聞いて、なるほど、と納得。何事もただがむしゃらにやればいいわけではないんですね。

 トレーニングを終えた岩渕さん(あまり焼けていない。むしろ取材班の方が焼けた気がします)。OWSの感想を聞いてみると、まずは「疲れました……。でも、思っていたより大丈夫そうです!」と笑顔。そうですよね、普通に泳いでましたもんね。

 「正直ウェットスーツを着なくてもいいかなと思っていたんですけど、実際に海に入ってみるととても体が浮くので、これは必要だなと。恐怖はすぐになくなりました」。腕や足がだんだん疲れてきたときに、ウェットスーツだと余分な力を抜いて泳ぐことができるので楽だったようです。また、ウェットスーツの着脱方法など、大会当日に役立つ細かいことも知ることができたとのこと。

 トライアスロンは1人で3種目をこなす競技ですが、周りの人たちと励ましあい、アドバイスをもらいながらトレーニングに取り組めることが大きな魅力です。取材中も初心者の岩渕さんへ他の参加者の方が声をかけている光景をよく見かけました。

▲泳ぐ前はあんなに怖がっていたのに。充実感たっぷりのいい表情!

 「完走はできそうな気がしてきました。もっと速く泳げるようになりたいです」と岩渕さん。ま、まぶしい……! 疲れ果てているかと思いきや爽やかさは健在。トライアスロンで必須の海で長時間、長距離を泳ぐという点はクリアできたようです。次回はプールでのスイムトレーニング。グンと期待ができそうですね!

《関連サイト》
・アスロニア
http://athlonia.com/
・第9回館山わかしおトライアスロン大会
http://tate-tra.com/

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<Text&Edit:山下茜、丸山美紀(アート・サプライ)>

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