2018年12月14日

口コミで195ヵ国3600万人に拡大!アスリートが集まるSNS「STRAVA」が日本に本格参入。ランニングやサイクリングなど32種に対応 (2/3)

Flyby、Heat Mapなど、スポーツを続ける楽しみを与えてくれる機能

 さて本題に戻り、残りの機能についても簡単に紹介していきましょう。Flybyは、同じ大会に参加した人の軌跡を時系列に沿って追うことができる機能。自分と参加者の位置がアイコンでコース上に表示されます。これにより、例えば東京マラソンなら「自分が飯田橋を走っていたとき、あの人はもう日本橋を走っていたのか」なんてことが視覚的に分かるわけです。

▲参加アスリートの軌跡が時系列に沿ってチェックできるFlyby

 Heat Mapは、ユーザーのアクティビティ情報を“熱量”としてマップ上に表示できる機能。グローバルに対応しており、例えばアメリカなら「西海岸はサイクリングが熱い」「ボストンのあたりは、やっぱりランニングが盛んだ」といったように、その国の動向が伺えます。なお三島氏によれば、こうしたデータは(個人のプライバシーに最大限配慮した上で)自治体に提供することで、歩行者やサイクリストにとって優しい街づくりへの貢献も果たしているんだとか。ユニークな取り組みと言えるでしょう。

▲ユーザーのアクティビティ情報を熱量で表示できるHeat Map

 Strava Summitは、STRAVAが提供する有料サービスです。トレーニングパック、セーフティパック、アナリシスパックを用意しています。フィットネス強化のために専門家のコーチがプランを作成したり、参加レースを詳しく分析したり、コミュニティサポートチームの優先対応を受けたりと、より高度なサービスを受けられるとの説明でした。

▲有料サービス、Strava Summitも用意

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