2017年6月30日

ナイキがトレーナー向け体験イベントを開催! ラグビー堀江翔太、バスケ田中大貴も特別参加

 ジムやスタジオで身体を動かす際には、シューズの存在が欠かせません。特に激しい運動を行うようなとき、足を守るにはどんなシューズを選べば良いのでしょうか。ナイキジャパンは29日、シューズ選びの重要性を体感できるトレーナー向けイベント「NIKE TARAINING UNIVERSITY」を都内で開催しました。 

 ナイキでは「安定性」「耐久性」「衝撃吸収性」を追求した商品を展開しています。今回、トレーナーたちが体験したのは、ウェイトトレーニングとランニングの両方をサポートする「METCON DSX FK」(メトコン DSX フライニット)。従来モデルの安定感をそのままに、ニット素材の採用で軽量化と通気性の向上を図ったほか、つま先とかかとの高低差を6mmに設定することで走りやすさにも配慮した製品です。ナイキ社内では”more than Running shoes”の合言葉の下、ランニングシューズを超えるトレーニングシューズの開発に力を入れているとか。初めて履く最新シューズの感触に、参加者の期待も高まりました。

▲冒頭、ナイキの担当者がウェイトトレーニングとランニングの両方をサポートする「METCON DSX FK」を解説 

 運動に不向きな靴を履いてトレーニングをすると指を痛めたり、躓いて怪我をしたり、といった事故が起こりがち。実際の現場では体育館シューズ、ひどい場合にはサンダルを履いてジムを訪れる人もいるそうで、ナイキの担当者からは集まったトレーナーに向けて「生徒さんにはぜひ、正しいシューズで正しいトレーニングを行うよう伝えてください」との説明がありました。

▲ナイキでは、stable(安定性)とversatile(多目的性)を性能の目安にして「ROMALEOS」「METCON」「METCON DSX FK」「REPPER」の各シリーズを展開

ゲストと一緒にトレーニング 

 ここで、特別ゲストとして田中大貴選手(バスケットボール)、堀江翔太選手(ラグビー)が登場。最後にはNIKE+RUN CLUBの秋本真吾氏も交わり、いくつかのトレーニングが行われました。

▲Bリーグ・アルバルク東京に所属するバスケットボールの田中大貴選手とパナソニック ワイルドナイツとサンウルブズに所属するラグビーの堀江翔太選手もトレーニングに参加

 まずは準備運動としてヒップクレードル、ニーハグといったストレッチで身体をほぐす参加者たち。続いて4つのチームに分かれ、器具を使ったトレーニングが行われました。ウエイトリフティングで試されたのはMETCON DSX FKの安定性。20kg~80kgほどのバーベルを抱えた参加者たちは、足元の感触を確かめながらスクワットを繰り返しました。ちなみに余談ながら、会場となったウィダートレーニングラボ(東京都港区芝浦)は、普段はトップアスリートに開放されている施設。スタッフによれば、とあるプロ野球の選手は120kgもの重りをつけ、バーベルをしならせながらスクワットしているとの話でした。

▲ウエイトリフティングではシューズの安定性が試された。なおスクワットの基本は高負荷なら低回数、低負荷なら高回数で、それにより身に付く筋肉の質も変わってくるという

 激しい運動にも対応 

 続いてViPR(バイパー)と呼ばれる、軟らかな樹脂製の棒を使ったトレーニング。持ち上げる、左右に振る、ジャンプしながら振るといった動きでMETCON DSX FKの機能性が試されました。ViPRは4kg、6kg、8kg、12kgの重量があり、足には様々な方向から高負荷がかかります。こうした激しい運動を行う際は、シューズへの信頼感が必要不可欠と言えそうです。

▲4kg、6kg、8kg、12kgのViPRを使った激しい運動をこなした田中選手

 最後のトレーニングは秋本真吾氏が指導。秋本流”速く走る理論”を凝縮させたもので、足の回転数を上げる、歩幅を広げる、姿勢を大事にする、といったことが順序立てて紹介されました。軽量で通気性も良く、走りやすさが追求されたMETCON DSX FKを履き、軽やかにジムを駆け抜ける参加者たちの姿がありました。

▲最後は、NIKE+RUN CLUBのランニングエキスパート 秋本真吾氏が速く走る秘訣を伝授

 イベントを終えて、バスケットボールの田中大貴選手は「実際に履いてみると軽くて動きやすかった。普段はランニングシューズでトレーニングしているけれど、METCON DSX FKなら安定感があるので体重を乗せたトレーニングもしやすいと思う」とコメント。同様に、ラグビーの堀江翔太選手もトレーニングのしやすさを口にしていました。 

 ちなみに堀江選手によれば、試合用のスパイクは柔らかく変形しやすいため、2試合も履けばダメにしてしまうとか。「スパイクは足の指の力が地面に伝わるか、サイズ感が良いか、ソールが柔らかいか、で選んでいる」と堀江選手。スパイクへのこだわりが今後、トレーニングシューズへのこだわりにも伝播しそうな様子でした。

 ▲最後には、参加者全員でフォトセッション

<Text & Photo:近藤謙太郎>