厚底ブーム起こすNIKE、新型ランニングシューズはビーズ約1万個搭載の「ナイキ ジョイライド」。その履き心地とは?[現地レポート] (3/3)
ビギナーランナーがうれしい高いクッション性
発表会場間のランニングは約1.4kmと、約4.1km。ソウルの街を5.5kmほど走ったことになります。路面はアスファルト。長い登り坂も体験しました。ランニング中、常に感じられたのは、やはりクッション性の高さ。ビーズのおよそ50%が集まっているかかと部分は特にフカフカしています。このクッション性の高さは、脚力がないビギナーランナー、体が大きく体重がそれなりにあるランナーにとっては、とてもありがたいはず。
アスファルトの硬さや、地面からの突き上げを感じることもほとんどありませんでした。足裏のビーズがパーソナライズされてフィットしているおかげか、アスファルト上ではなくオフロードを走っているような柔らかさを感じ続けることができます。これだけクッションが効いていれば、おそらく関節への負荷も小さいはず。これからランニングを始めたい人や、ダイエット目的でとにかくラクに走りたいという人にも向いていそうです。
エリートランナーもリカバリーやウォームアップに
エリートランナーに対しては、ツールボックスにある1つのツールとして使ってほしいという話がありました。レースを「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」で走り、トレーニングを「ナイキ エア ズーム ペガサス 36」でするのであれば、「ナイキ ジョイライド ラン フライニット」は、レース後のリカバリーランや、ペースを気にせずに行うウォームアップ時の着用に適しているそうです。
ランニングを辛いものではなくラクなものにしてくれる「ナイキ ジョイライド ラン フライニット」の発売は、8月15日。価格は税別18,000円。ポップなルックスは、ランニングへの気持ちを前向きにしてくれるはず。この秋からランニングを始めてみようかなと思っている方には、特におすすめのシューズです。
<Text & Photo:神津文人/Photo:NIKE>