2023年3月14日

豆腐の麺「豆腐干(とうふかん)」とは。カロリーや栄養、おすすめレシピ (1/2)

ネクストトレンド食材として人気上昇中の「豆腐干」。豆腐干絲(とうふかんす)などの呼び方で耳にした人もいるのでは。

今回は、豆腐干を販売する株式会社優食にインタビュー。豆腐干とはどんな食材なのか、食べ方やレシピなどをあれこれ聞いてみました。

豆腐干ってどんな食べ物?

豆腐干とはどんな食べ物なのでしょうか。その名前から、豆腐を干したものかな? と推測できますが……。

「豆腐干とは、豆腐に圧力をかけて水分を抜き、軽く乾燥させた食材です。文献によると中国大陸で8世紀前半唐代に食べられるようになり、以来、中華圏における伝統的な“家常菜”(ジャーチャンツァイ:一般家庭で普段食べられている家庭料理)の材料として、広く認知・普及しています。中華圏では和え物や炒め物、巻物の皮など幅広く利用されており、現在100種類以上の食べ方があると言われています」

原材料は大豆とにがりのみとのことで、とてもシンプルです。

ちなみに豆腐干のほか「干豆腐」、「豆腐干絲」といった名前も聞きますが、違いはあるのでしょうか。

「基本的には同じものになります。中華圏では、豆腐に圧力をかけて脱水したものを『干豆腐』『豆腐干』などと呼んでおり、昔から広く親しまれています。『豆腐干絲』は、それらをシート状になるまで脱水し、麺状にカットし、軽く乾燥させたものです」

優食では、いくつかの長さ・太さにカットしたものを『豆腐干(とうふかん)』の名称で販売しているそうです。

豆腐干の栄養とメリット

豆腐干をダイエット食材として活用しているという声を聞いたことがあるのですが、豆腐干にはどんな栄養素があり、食べることでどんなメリットが期待できるのでしょうか。

「栄養的な特徴としては、たんぱく質が豊富で、糖質が低いという点につきます。パスタと比較しても、たんぱく質は約3倍、糖質は約25分の1となっています(※)。また、グルテンが含まれていませんので、グルテンフリーの食生活に取り組んでいる方にもおすすめです。性質上、一般的な麺より茹で伸びしにくいので味を損なうことなく保存ができます。そのため、冷凍弁当の具材でも採用が進んでいます。茹でた後、使いきらない場合は、冷蔵庫で2~3日は保存できますが、なるべく早めにお召し上がりください」

(※)日本食品標準成分表2015年版(第七訂)より

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

株式会社 優食(@yushoku_inc)がシェアした投稿

低糖質・高タンパク質。ダイエッターはもちろんのこと、トレーニングで身体づくりをしている人にもうれしい栄養素が豊富に含まれています。

以下は、優食の豆腐干(一袋100gあたり)のカロリーと栄養素です。

たんぱく質:23.0g
脂質:12.5g
炭水化物:2.8g
糖質:1.8g
食物繊維:1.0g
食塩相当量:8.3mg

※(一財)日本食品分析センター調べ
※サンプル品分析による推定値

豆腐干はどうやって食べるの? 基本の調理方法と食べ方

栄養たっぷりでヘルシーな豆腐干は、調理方法も簡単です。そうめんなどと同じく、お湯で茹でるだけです。

豆腐干の調理方法

  1. 冷凍状態の豆腐干を冷蔵室に入れて約半日ほどおき、自然解凍します。
  2. 大きめの鍋に湯をたっぷり沸かし、解凍した豆腐干を入れ、菜箸で2~3回混ぜながら5分ほど茹でます。
    ※冷凍状態のままのボイルも可能ですが、解凍時よりも時間がかかります。
  3. 流水で粗熱を取ります。水分をよく切ります。

茹で上がった豆腐干は、和える、炒める、煮るなどがオススメとのこと。加熱しても歯ごたえは損なわれないので、ほかの具材や調味料ともおいしく絡まると言います。

優食が教える、簡単おすすめレシピ

優食の豆腐干を使ったおすすめレシピを、商品タイプごとに教えてもらいました。

台湾風豆腐干混ぜそば 

混ぜそばの麺を、豆腐干(細切り・長)にチェンジすることで、糖質を1人前あたり5.5gに。たんぱく質は41.9gです。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

株式会社 優食(@yushoku_inc)がシェアした投稿

関連記事:豆腐の麺「豆腐干絲(とうふかんす)」ってどんな味?豆腐バーの会社アサヒコから出た新商品レポ|編集部の食レポ

1 2