2023年10月18日
膝ストレッチのやり方。膝の痛みは「ココ」を伸ばす! (1/2)
座り過ぎや運動不足が生じることで、身体の痛みや不調を感じやすくなります。とくに「膝の痛み」は、歩くたびに痛みが増してくるため、放置していると変形性膝関節症などにもつながりかねません。年を重ねてから老後の生活に大きく影響する可能性も高く、早めに対処していく必要があります。
では、どのようにして予防や改善をすればよいのでしょうか。
膝の構造を知ると痛みの原因も分かってくる
まずは、膝の構造について見てみましょう。
膝の関節は、脛骨(すねの骨)の上に大腿骨(太ももの骨)が乗っているだけの構造です。そのため、いくつかの靭帯と筋肉で支えられています。
膝に関わる主な筋肉として挙げられるのが、太もも前側の筋肉である「大腿四頭筋」、太もも後ろ側の筋肉「大腿二頭筋(ハムストリングス)」、ふくらはぎの筋肉である「下腿三頭筋」。
これらは、膝の関節をまたぐようにして付着しています。
こうした筋肉が縮んで固まったり弱くなると、筋肉が緩衝材の役割を果たさず、衝撃が骨に直接伝わることに。その結果、膝に痛みを感じたり、動きに違和感を覚える症状が出てしまうようです。
その状態が長く続くと、いつしか膝の骨が変形し、変形性膝関節症へと悪化していくことになります。
それを防ぐためには、筋肉のコリや縮みを解消するためのストレッチ、あるいは強化するためのトレーニングなどが必要です。
膝の痛みを予防するストレッチ
前述した3つの筋肉別に、室内でもできる簡単で効果的なストレッチを紹介します。
大腿四頭筋を伸ばすストレッチ
- 膝を伸ばして座ります
- 片方の膝を深く曲げ、後ろに寝ます
- 反対側も同様に行います
大腿二頭筋(ハムストリングス)ストレッチ
- 膝を伸ばして座ります
- 片膝を曲げ、足裏を反対側の脚の太ももにつけます
- その状態で前屈します
- 反対側も同様に行います
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