2017年12月26日

脳トレーニングジム「ブレインフィットネス」に行ってきた (2/2)

「例えば、Nバック課題と呼ばれる方法があります。これは画面上に表示された図形の中から、指定された図形の数を数えていき、その前や2個前、3個前などが何個だったかを答えるゲームです。これによって作業記憶とも呼ばれるワーキングメモリを鍛えることができます。具体的には、会議でみなさんの発言を聞き、一時的に記憶しながらノートをとる作業などに必要な能力になります」

 ほかにも、サッカーチームにも取り入れられているニューロトラッカーと呼ばれるトレーニングで、空間認知力や記憶力、注意力、集中力などを鍛えたり、ランニングマシンを漕ぎながら脳トレのゲームを行うような2つ以上のタスクを同時に行うデュアルタスクと呼ばれるトレーニングなどを行っています。

「これらのトレーニングは、東北大学加齢学研究所との共同研究をもとに構成されたものです。プログラムに関しては、医師や管理栄養士、瞑想指導者と共同で開発しています。そう聞くと難しそうなイメージをもたれるかもしれませんが、全然そんなことはありません。どなたでも楽しく脳を鍛えられるようにiPadなどの最先端のデバイスを使ったり、脳の血流や脳波など脳活動を可視化することによって、トレーニングやプログラムの効果がわかりやすく見えるような工夫もしております」

 認知症予防のために始まったブレインフィットネスこれからの時代、体を鍛えることももちろん大切ですが、脳を鍛え、休めることも忘れないようにしたいものです。

・ブレインフィットネス研究所
https://brain-fitness.jp/

[施設情報]
ブレインフィットネス
住所:東京都渋谷区恵比寿4-22-10 ユニゾebisu5F
アクセス:JR山手線恵比寿駅 徒歩7分、日比谷線恵比寿駅 徒歩9分
営業時間:10:00〜21:00
定休日:日曜・祝日
公式サイト:https://brain-fitness.jp/

<Text & Photo:石川博也>

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