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2019年8月1日

犬の散歩でダイエット。ドッグウォーキングの基本フォームを習得しよう (1/3)

 犬を飼っている人なら、一緒に散歩に出ることは習慣化していますよね。でも、ただダラダラと歩くのはオススメできません。犬にとって楽しく心地よい散歩をしながら、人間に適度な運動負荷のかかるメソッド「ドッグウォーキング」を実践してみませんか?

 ドッグウォーキングとは、“ヒトとイヌとの絆”を啓発する「一般社団法人 日本ヒューマン・ドッグウォーキング協会(JHDWA)」が提案するウォーキング方法。これを取り入れることで、毎日の散歩が犬にとっても、人間にとっても効果的なエクササイズの時間になります。

基本フォームを習得して脱“ダラダラ散歩”

 ドッグウォーキングはウォーキングの一種であり、全身の筋肉運動であるとともに、有酸素運動でもあります。そのため、基本フォームをマスターして歩行することで、脂肪を効率的に燃焼できます。

 人間の消費カロリーは、“犬の散歩”で安静時の3倍、“ウォーキング”では安静時の4.3倍となります。さらに、運動を意識したドックウォーキングを行えば、ウォーキングよりも多くのカロリー消費が期待できるのです。血行が促進されて代謝がアップすることで、動脈硬化、肝機能障害、糖代謝異常、メタボ、骨粗しょう症など、さまざまな疾病の予防効果も期待できます。

 また、ドッグウォーキングはうつ病、認知症などの予防にもつながるとされています。日々続けることで人も犬も健康になり、幸せホルモンが分泌されて精神的にもよい傾向を得られ、セラピー効果を感じることができるのです。

まずは正しい姿勢をマスターする

 犬を連れていると、リードを引っ張られたり、犬を気にして目線が下向きになることが多く、姿勢が前かがみになりがちです。このように猫背の状態だと、上述のようなウォーキング効果があらわれにくくなってしまいます。これは、頭の重みが首や肩にかかったり、深い呼吸ができにくくなるためです。姿勢の悪さが、腰や膝を痛める原因になっていることも。まずはこの姿勢を正して歩くようにしましょう。

(1)手のひらを外に向けて胸の前で組み、まっすぐに腕を伸ばす。

(2)そのまま、腕を頭上に上げる。

(3)組んでいた手をほどき、腕を体の真横に静かに下ろす。

 こうして胸を張った状態が、ウォーキング効果の得られる正しい姿勢となります。散歩中も維持してください。

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