食べても食べてもお腹が空くときの対処法。満腹感を上げる5つのポイントとは (1/3)
どうしてもお腹が空く時は、無理に我慢せず、太りにくい食品を賢く選びましょう。食べるものや食べ方を工夫することで、より満腹感を得やすくなり、無理なく食欲を抑えることにつながります。
また、ストレスや睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなども食欲や満腹感に影響を与えます。
ストレスがあると食欲が増し、睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンに影響を与えます。ホルモンバランスが乱れると、満腹感を感じにくくなることもあります。
あさひの森内科消化器クリニックの若山あみ先生が解説します。太りにくいおすすめの食べ物も紹介するので参考にしてみてくださいね。
食べても食べてもお腹が空くのはなぜ?
食べても食べてもお腹が空くのは、満足感が足りないのかもしれません。
本当はお腹がいっぱいでも何か食べたい。まだお腹が満たされないと思うときは、本当にお腹が空いているのではなく、満腹感を感じられていないだけの場合もあります。
お腹を満たすために効果的なことは「満腹感」を上げること!
食べ方を工夫して、とにかく「満腹感」を上げよう
満腹感を上げる方法は次の5つ。
- タンパク質を多く摂る
- 食物繊維をたっぷり摂る
- 炭水化物は食物繊維が多いものを選んで摂る
- 良質な脂質を選んで摂る
- よく噛んでゆっくり食べる
満腹感を上げるためにしっかり摂りたいのがタンパク質と食物繊維。腹持ちが良く満足感を得やすい上に、たくさん食べても太りにくいことが特徴です。
また、炭水化物や脂質は太りやすいイメージがあるかもしれませんが、満腹感を得るためには適量摂るのがおすすめ。種類を選ぶことで太りにくくなります。
くわしく解説していきます。
食べても食べてもお腹が空く時の対処法
対処法1 タンパク質を多く摂ろう
食べても食べてもお腹が空いてしまう時は、タンパク質をしっかり摂るのがおすすめ! タンパク質は消化に時間がかかるため、満腹感が続きやすいです。
また、タンパク質は三大栄養素(タンパク質・脂質・炭水化物)の中で一番脂肪に変わりにくい栄養素。だから炭水化物や脂質に比べて、たくさん食べても太りにくいといえます。
さらに、筋肉の材料になるため、太りにくく痩せやすい体づくりにも役立ちます。
筋肉はたくさんのカロリーを消費してくれるので、同じ運動量でも筋肉が多いほど消費カロリーが増えて太りにくく痩せやすい体を狙うことが可能です。
その筋肉の材料となるのがタンパク質。しっかり摂ることで満腹感を得やすいだけでなく、筋肉の維持・増量に役立ち、太りにくく痩せやすい体に近づけます。