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痩せたいのに食べちゃう理由。栄養士に聞いた「食欲をコントロールするコツ」 (2/3)
食欲をコントロールするコツ。それ、本当にお腹が空いてる?
望月さん:ダイエット中は、食欲を抑えるために、次の5つを心がけてみましょう。
ポイント1 本当にお腹が空いているのか考える
望月さん:食事をした後、それほど時間が経たずに食欲を感じる場合、何となく食べたくなっている可能性があります。
空腹かどうかに関わらず、「時間になったら食べる」「なんとなく口さみしくて食べる」という癖がついていることがあります。
食べたくなった時は、本当にお腹がすいているのかを、考えると良いでしょう。
ポイント2 食べ物以外のことに意識を向ける
望月さん:食べ物のことで頭がいっぱいになったら、自分の好きなことで気持ちを満たしてみましょう。意識が他へ行けば、食欲が落ち着くと考えられます。
また、目の前に食べ物があると、食べる気がなかったのに食べたくなることがあります。そのため、食べ物は「目の届かないところに置く」「買い置きしないようにする」といったことを心がけてみましょう。
ポイント3 水やお茶を飲む
望月さん:空腹を感じたら、水やお茶などの飲み物を摂りましょう。胃に何かを入れることで、満足させることができるかもしれません。
おすすめは、温かい飲み物や炭酸水です。とくに温かいものは、胃の中でゆっくりと温度が広がるため、空腹感を和らげると言われています。
ポイント4 硬いものを食べる
望月さん:食欲が増してきたら、スルメやガムなど、硬くて噛み応えのあるものを少量食べると良いでしょう。
噛むことで、食欲を抑制するセロトニンというホルモンが分泌されると言われています。
少量をしっかりと、よく噛むことがポイントです。味のあるものを口にすることで気持ちも満たされ、無理に食欲を抑えている感覚もなくなるでしょう。
ポイント5 睡眠をとる
望月さん:朝すっきりと起きられるくらい、睡眠をとりましょう。睡眠不足を解消することで、ホルモンの分泌が整い、食欲が安定する可能性があります。
睡眠不足の自覚がある場合、食欲を感じた時に仮眠をとることもおすすめです。
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