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2023年6月20日

「ファスティング」は食べすぎリセットになるの?マッスルデリ管理栄養士が解説

体を鍛えている筋トレ民も、細くなりたいダイエット民も、時には食べすぎ、飲みすぎることもあるでしょう。どうやったらリカバリーできるのか。ボディメイクを食事面からサポートする「Muscle Deli(マッスルデリ)」の管理栄養士・瀧川みなみさんに、よくあるギモンを聞いてみました。

今回のテーマは、食べすぎたときの対処法について。食べすぎ、飲みすぎた翌日にドリンクのみのファスティングを行うことで、暴飲暴食は帳消しになるのでしょうか。

Q.食べすぎてしまった次の日は、プロテインや野菜スムージーなどで1日ファスティングしていますが、リセットはできますか?

A.カロリーオーバー分の帳尻を合わせることで、暴飲暴食した分の摂取カロリーはリセットできると言えます。

ファスティングすることにより、摂りすぎてしまったカロリー分の帳尻を合わせることで、暴飲暴食した分の摂取カロリーはリセットできると言えるでしょう。

食べすぎてしまった翌日は、「消化にいいもの」「不足しがちな栄養素」「水分摂取」 を意識して摂ることをオススメします。

消化にいいものを摂取する

前日に胃腸を酷使しているので、負担をへらして休ませてあげてください。そのために、脂っこいものや高カロリーなものは控え、消化によくあたたかい食べ物をチョイスするとよいでしょう。

不足しがちな栄養素を摂取する

前日に糖質や脂質を摂りすぎてしまった場合は、翌日の食事では野菜や果物を選ぶようにし、さらに良質なタンパク質(鶏肉、卵、大豆製品など)を積極的に摂りましょう。

水分摂取を意識して行う

食べ物の消化・吸収・エネルギー変換、すべての体内代謝に水分を使います。1日2リットルを目安として水分摂取を意識してみてください。

ただし、次の日にファスティングさえすれば暴飲暴食の生活を頻繁に行ってもいいわけではないので注意してください。日々の食事で大切なのは「適正バランスの食事・量を規則正しい時間に食べること」です。

暴飲暴食を「1日に時間を決めずに頻繁かつ大量に食べ飲みすること」と定義した場合、仮に1か月のうち15日間この食生活を続けたとすると、以下のようなデメリットが起こる可能性があります。

  • 胃の容量が大きくなってしまい、適正な食事量に戻しても満足感を感じにくくなる
  • 食事タイミングがバラバラになることで体内リズムが狂い、変な時間にお腹が空いてムダ喰いになりやすい
  • ダラダラ喰いのクセがつき、1日を通して消化器官が休まらない

以上をふまえ、上手に食事コントロールしていきましょう。

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マッスルデリ
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「マッスルデリ」公式サイト

[プロフィール]
瀧川みなみ(たきかわ・みなみ)
株式会社Muscle Deli管理栄養士、調理師。青山学院大学文学部卒業後、専門学校で調理師、食生活アドバイザー、栄養教諭を取得。専門学校卒業後は大手外食企業で働きながら管理栄養士を取得。接客、店舗管理、副料理長を務めたのち本社の商品企画・開発部門でデザートメニューの商品開発をおこなう。その後、クラウドレストランを運営するベンチャー企業に転職し、8ブランドの立ち上げを実現。より多くの人に向けて体・健康づくりの手伝いがしたいと思い、Muscle Deliに入社。商品開発、栄養指導、レシピやコラム作成等を担当。プライベートでは料理教室や食事に関するセミナーなどのイベントを主催。

記事協力
株式会社Muscle Deli
公式サイト https://muscledeli.co.jp/

<Text:編集部>