ヘルス&メンタル
2025年4月23日

なぜ気圧の変化で「頭が痛くなる」のか?医師に聞いた、気象病との付き合い方 (2/2)

自律神経を整えるためには、睡眠・運動が大切です。気象病の予防のためには、日ごろからストレスを減らしたり、よく睡眠をとるとよいでしょう。

痛みを蓄積した身体は、痛みに対して敏感になっています。規則正しい生活を心がけましょう。

天気と体調、症状などを日記につけたり、アプリで気圧の変化をチェックするのもおすすめです。症状がどのタイミングで出るのか、傾向をつかめば薬で対処することもできます。

気象病は病院で治療できるの?

岡村先生:気象病は、内耳のセンサーが敏感になっている状態のため、正常な反応にするための治療を行います。

症状の予兆として、めまいが起こることがあります。このめまいを抑えるための薬や、自律神経を整える漢方薬によって治療を行います。

気象病の治療は、気象病と気付かずに受診することがあるため、初めは適した治療がされないまま過ごしてしまうこともあるかと思います。

気象病が原因であると気づくことができれば、症状も改善されるでしょう。もともとある持病に関しては、それぞれに対応した治療が必要になります。

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▼参考
痛み・鎮痛の基本の仕組み[第2版]/伊藤和憲 著/秀和システム 発行

監修者プロフィール

岡村 信良(おかむら・のぶよし)先生

内科医。経歴:平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

<Edit:編集部>

※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。

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