ヘルス&メンタル
2025年6月13日

放っておくと脳が“ゴミ屋敷状態”に!「リスクが高い人」に見られる8つの特徴とは

厚生労働省の推計によると、2025年には高齢者の約5人に1人が認知症になると見込まれています。

認知症の主な原因のひとつは、脳の中に“ゴミ”のような老廃物が長年かけて蓄積されていくこと。実はこの“ゴミ”の蓄積は、発症の約20年前から始まっているとされ、症状が現れるころには脳の中が「ゴミ屋敷化」している状態になっているのです。

さらに近年では、スマホを使いまくるため認知症に似た症状が若年層の間で増えているようなのです。いわゆる「スマホ認知症」です。

もしかして既にスマホ認知症かも? セルフチェックリスト

ご自身や身近な人の状態をチェックしてみましょう。多く当てはまる場合は、注意が必要です。

最近、物忘れが増えたと感じる

日常生活で新しいことを覚えることが難しくなった

仕事や勉強をしていると、集中力が続かなくなった

他人と会話をしていると、スマートフォンの画面や通知が気になり、チェックしたくなる

最近、気分が落ち込みやすく、情緒不安定だと感じる

他人と会話していると、言葉が出てこなくなることがある

日常生活や仕事で、考え事をしていても解決手段が浮かばないことが多い

寝る前に布団の中でスマートフォンを見てしまい、眠れなくなることがある

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脳の中を「ゴミ屋敷化」させないために今からできること

若いうちは情報処理能力が高く、スマートフォンからの大量の刺激にも順応できますが、脳が加齢とともに処理しきれなくなると、記憶力や集中力の低下といった“認知症に似た症状”が現れることがあります。

このような背景から、年齢にかかわらず早めの“脳ケア(ブレインケア)”を意識することが、将来の健康な脳のために重要だと考えられています。

脳ケア➀ 日が暮れたら光を避ける

夜になっても光があふれていると、脳は混乱します。また覚醒作用のあるブルーライトを明るい画面で見るのは要注意!

脳ケア➁ スマホから離れる時間を作る

たとえばお風呂、トイレ、歩いているときなど「スマホから離れる時間を決めて」みましょう。自分自身の生活習慣を理解することは、スマホ認知症の予防だけでなく、生活の質を高めるにも重要です。

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脳ケア➂ 睡眠時間を7~8時間確保する

睡眠時間の短縮がわずかでも、パフォーマンス低下につながることが明らかにされています。「物忘れが気になる」方の多くは、睡眠不足の問題が隠れているかもしれません。

とはいえ、スマホなしの生活は続かないですよね。日々の食事やサプリメントでもフォローも可能で、たとえばミツバチ産品のプロポリスは飲用を続けることで認知機能(言語記憶力)が改善されたという報告もあります(※)

(※)ブラジル産プロポリスとその主成分アルテピリンCが、神経突起の形成を促進し、傷ついた神経を修復する可能性

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<Edit:編集部>