
ヘルス&メンタル
2025年6月23日
なぜ自律神経は「雨の日」に乱れるのか?“納得の理由”と今日からできる“整え方” (2/2)
医師オススメ! 今すぐできる対策術
まずは、自律神経を整える生活習慣を。
•朝はカーテンを開けて日光を浴び、セロトニンを活性化
•就寝、起床時間を一定にして生活リズムを保つ
•日中の軽い有酸素運動(ウォーキングなど)を取り入れる
•室温26〜28℃、湿度50〜60%を目安に快適な睡眠環境を整える
•カフェインは適量に。偏頭痛を悪化させる場合もあれば、軽減させる場合も
•水分と塩分を適切に補い、低ナトリウム血症の予防を
不調時は「耳まわりのマッサージ」で血行改善が効果的です。
食生活も大切です。梅雨時に取りたい栄養素は以下の通りです。
•腸内環境を整える発酵食品:納豆、キムチ、ヨーグルト
•抗炎症作用のある青魚、オメガ3系オイル、トマト
•疲労回復に効くビタミンB群:豚肉、玄米
•脾(ひ)を補う(消化機能を助ける):山芋、はと麦
•気を巡らせる:しそ、みょうが、ねぎなど香味野菜
日常生活に支障をきたすレベルの不調(頭痛が週に何度も、気分が著しく沈むなど)が2週間以上続く場合は、早めの受診をおすすめします。
監修者プロフィール
髙司 由理子(たかじ ゆりこ)
医療法人福岡桜十字 桜十字福岡病院 人間ドック・健診センターセンター長・医師。2022年より桜十字福岡病院 人間ドック・健診センターのセンター長を務める。放射線科診断専門医、検診マンモグラフィー読影認定医として、福岡桜十字のピンクリボン活動の拡大に寄与。博多阪急やコストコとのコラボ企画や地域イベントの実施等、アイデアと実行力で次々と新しい取り組みを推し進め、福岡桜十字の健診部門を力強く牽引している。
<Edit:編集部>
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