ヘルス&メンタル
2025年11月25日

両親から愛されて育った人とそうでない人、どんな違いがある? (4/4)

「自分に当てはまっているかも」……もう手遅れなの?

ここまで読んで、「自分は愛情不足タイプかも」と感じた方もいるかもしれません。でも安心してください。これらの傾向は、決して変えられないものではありません。

まず大切なのは、自分のパターンに気づくこと。「あ、今また人の顔色を伺っている」「また断れなかった」と気づくだけでも、大きな一歩です。

そして、少しずつ新しいパターンを試してみること。小さなお願いから始めてみる、断る練習をしてみる、「これは相手の問題だ」と線を引いてみる。最初は勇気がいるかもしれませんが、やってみると意外と大丈夫だったりします。

また、信頼できるカウンセラーやセラピストの力を借りることも、とても有効です。一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら、ゆっくりと自分を癒していく道もあります。

幼少期の環境は変えられませんが、今の自分はこれから変えていけます。過去は変えられなくても、未来は変えられるのです。

今からでも遅くない! 自分の愛し方

1950年代にカナダの精神科医エリック・バーンは、幼少期〜7歳までの体験・親からの言葉・社会の期待によって「思い込みの思考・感情パターン」が生み出されると言っています。

そして、その思考パターンにより「無意識の人生脚本」が形成され、似たような出来事を人生の中で繰り返す事となります。

1.愛情の枯渇
極端にはネグレクト、離別、両親とのコミュニケーション不足などが起因となる。そもそも自分に向けられる関心そのものが足りない状態。

→枯渇を埋めようと、周りから関心を集めるような言動をとり過ぎてはいませんか?

2.条件付け愛情の付与
試験で良い成績をとったから、下の子の面倒をよく見ているから、言いつけをよく守るから、など。押し付けられた大人の価値観を、満たした場合に付与される褒め言葉や愛情。

→「〜しなければ愛されない」「愛されるために〜しなければならない」と思い込み、「ねば・すべき」と頑張り過ぎてはいませんか?できない自分を責めてはいませんか?

脳には、繰り返し使う思考回路を強め、逆に使わない回路は弱めていく「回路化」という仕組みがあります。無意識の思い込みは、いつの間にか強化されてしまっていることが多い。

ですから、自分の傾向にまず気づくこと! その瞬間からあなたの中で変化が始まります。

今までのしんどいパターンは敵ではなく、これまでの自分を守るために働いてくれた「古い回路」。だからこそ、感謝しながら「ありがとう、もういいからね。次に進むね」と自分に声をかけてあげてください。

そうすると、なんだか心が温かく軽くなるのを体験できるでしょう。そして最後に、自分のこうありたい未来を明るく思い浮かべてください。

<気づきと感謝で自身を愛で満たし、新しい現実を創造する>

思考や感情の癖に気付く

「ありがとう、もういいからね。次に進むね」と自身に感謝の声をかけ、体や感情の反応を感じる

ありたい自分の未来を明るく思い浮かべ「こういう世界に私は生きます!」と宣言する

あなたの素敵な未来を応援しています。

監修者プロフィール

城西内科クリニック院長、自然未来医療研究会代表理事 髙橋 聡美先生

順天堂大学医学部卒業、医学博士
順天堂大学練馬病院糖尿病内分泌内科助教
糖尿病認定医、臨床栄養学会認定栄養指導医、内科学会認定内科医
統合医療医、日本医師会認定健康スポーツ医
米国マハリシ国際大学アーユルヴェーダ臨床医学ドクターベーシックコース終了
サトワメディカルサロン・サトワ合同会社代表
一般社団法人ヘンプ協会評議員 
一般社団法人生命ネットワーク協会理事 

「真の健康とは病気の有無ではなく幸せであること」モットーに、西洋医学の標準治療だけでなく、幅広く柔軟な医療選択肢を個々に合わせて提案。
自然栄養療法、運動療法、自律神経調整、量子力学的な観点からのアプローチなどを組み合わせ、心身のバランスを整え自然治癒力を高める治療を提供している。
また、病気の根本原因やそれらへの向き合い方、自身でできるセルフケアなどを伝え、肉体や精神・感情までに及ぶ幅広いアプローチで「真の健康」の一助を目指す。

<Text:外薗拓 Edit:編集部>

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