ヘルス&メンタル
2026年3月3日

【関節リウマチ】朝の手のこわばり、“加齢のせい”じゃないかも?膠原病リウマチ内科医「早期発見で寛解も視野に」 (2/2)

関節リウマチの治療で目指すゴールは「三つの寛解」

関節リウマチの治療目標は三つの寛解です。

①臨床的寛解(関節の腫れや痛みを抑える)
②構造的寛解(関節破壊や変形を抑える)
③機能的寛解(日常生活を支障なく送れる)

「すでに関節破壊が進んでいると機能的寛解の達成は難しいですが、臨床的寛解は目指せます。個々の症状や生活状況に合わせ、治療目標を患者と共有しながら進めていきます。関節リウマチのみでなく、様々な膠原病、血管炎の診療を行っていますが、治療の基本方針は多くの疾患で共通しているため、患者と丁寧に話し合い、ゴールを設定しています」(荻原先生)

早めの行動が自分を守る

「膠原病、とくに関節リウマチは早期に発見・治療すれば寛解や薬を減らすことも可能になってきました。毎朝のこわばりや関節に違和感を感じたら、自己判断で受診を先延ばしにせず、まずは専門医に相談してください。将来の関節破壊や生活機能低下を防ぐのは、今の自分自身なのです」(荻原先生)

荻原秀樹医師プロフィール

荻原 秀樹(おぎはら ひでき) 新百合ヶ丘総合病院 膠原病リウマチ内科 部長

2001年大阪大学大学院医学研究科博士課程修了。2005年神戸大学医学部医学科卒業。2007年青梅市立総合病院腎臓内科。2009年横浜第一病院内科。2011年立川相互病院腎臓内科。2013年国立病院機構相模原病院リウマチ科。2016年同病院リウマチ科医長。2022年同病院腎臓内科部長。2024年4月より現職。
医学博士(免疫担当細胞の分化に関する基礎研究)/日本内科学会総合内科専門医/日本リウマチ学会リウマチ専門医/日本アレルギー学会アレルギー専門医/日本腎臓学会腎臓専門医/日本透析医学会透析専門医

<Edit:編集部>

1 2