アルプロン、人工甘味料「アスパルテーム」に関しての方針を発表 (1/2)
プロテイン・スポーツ栄養食品メーカーの株式会社アルプロンが、人工甘味料「アスパルテーム」についての見解と今後の方針を発表しました。
同社は、今後製造されるすべての商品においてアスパルテームの使用を止めると発表。これまでも薬剤師を含めた開発チームがアスパルテームによる健康被害のエビデンスを毎年調査し、有害性の事実確認ができないことから最低限の使用に留めていたものの、不安や不信感を取り除くという意味でアスパルテーム不使用を決断したとのことです。
以下リリース原文です。
【人工甘味料】アスパルテームに関して代表から大切なお知らせ
この度、弊社は世界保健機関(WHO)傘下の国際がん研究機関(IARC)が、砂糖を代替する人工甘味料「アスパルテーム」を発がん性物質に分類する可能性があることが報じられた事実を受け、総合的な判断から、今後製造されるすべての商品において「アスパルテーム」の使用を止める決断を致しました。
そのため、ナショナルブランド商品を今後すみやかに別の甘味料へ切り替えていきます。
※8月製造分より商品毎に順次切り替え準備中
報道によると、今後「アスパルテーム」はWHO(世界保健機関)のリストでグループ2Bに分類され、カテゴリーについてはまだ懸念段階とされています。現在評価を行っており、7月14日(金)にはJECFA(FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議)から正式発表が出ると聞いています。
今回の評価では「アスパルテーム」自体に毒性はなく、代謝物のメタノールに毒性の可能性がある、と考えられているようです。
また、論文によると「アスパルテーム」は代謝されてメタノール(10%)・アスパラギン酸(40%)・フェニルアラニン(50%)へと変換されます。メタノールの有害性を信じるならば、20グラムのパウダーに有害性がある懸念物質は、0.008g以下とも言えます。
弊社のプロテインパウダーは1食20グラムあたり0.04g〜0.08g程度と社内ルールを決めて製造しています。
薬剤師を含めた開発チームが、医学的に信用度の高い論文から「アスパルテーム」による健康被害のエビデンスを毎年徹底調査し、使用の是非を検討して参りました。その中で有害性の事実確認ができない事から、念のため最低限の使用に留めていました。
アルプロンのプロテインは薄いと言われる事がありますが、これは他社と比べ「アスパルテーム」が微量であることが要因の一つだと思います。本来なら配合情報は企業秘密で公開しませんが、これまで商品をご愛飲して頂いたお客さまが過剰に心配をされないようにと思い、開示致しました。
今回の発表は、多くの方が不安に思う内容ですが、私を含めアルプロン社の社員・ひいてはお客さまからの健康被害による報告がなされていない事実から、私自身は当面の間、普通に摂取するつもりです。ゼロカロリーのダイエットドリンクもたまに飲むと思います。
まだ正式な発表もなく、深刻な有害性のあるものだと決めるには情報が足りていませんが、懸念があるものの継続使用を止め、不安や不信感を取り除くことで、お客さまに安心してプロテインを飲み続けて頂きたいとの思いから「アスパルテーム」不使用の決断をしました。
私たちアルプロンは、お客さまの身体と心の健康に寄り添い続けることを願い「120歳までアクティブに活きる未来を創る」というビジョンを本気で実現するために日々邁進しています。安心して、信頼してお付き合い頂けるように、これからも社員一丸となって全力を尽くします。
今後ともアルプロンを宜しくお願い致します。