ソイプロテインおすすめ10選!コスパ最強はどれだ?専門家がチョイス! (1/3)
プロテインは、大きくわけて植物性のソイプロテインと動物性のホエイプロテイン&カゼインプロテインがあります。今や筋肥大を目的とした筋トレのためだけでなく、ダイエット時のタンパク質補給や筋肉量キープ、肌や髪などの美容面、日常生活の健康維持にも利用され始めています。
今回は、植物性のソイプロテインの「おすすめ5選」&「コスパ抜群5選」の全10商品を、これまで400種類以上ものプロテインを試してきた、運動しないプロテイン愛好家プロテインひろこさんにお聞きしました。プロテイン初心者でも飲みやすいおいしい味なので、ぜひ参考にしてみてください。
脂質が少ないソイプロテイン、原料は「大豆」
ソイプロテインは、その名の通り基本の原材料は「ソイ=大豆」となります。大豆の油脂を除きタンパク質をパウダー状に加工したプロテインです。
大豆は毎日の食卓でも納豆、豆腐、醤油、味噌など、良質なタンパク質源として食べられています。さらに体内で合成できない栄養素・必須アミノ酸がバランスよく含まれていることも特徴です。
植物性ならではのメリットは、乳製品や卵アレルギーがある人でも安心して飲めることと、動物性プロテインと比べると脂質が少なく、吸収がゆっくりなので腹持ちがいいためダイエット時の栄養補給や、高齢者の食事コントロールにも利用できることです。
最近では、同じ機能を持つ「えんどう豆(ピープロテイン)・そら豆(ファバプロテイン)・玄米プロテイン」などもあります。配合されている栄養素や大豆とは違い、多くのフレーバーも発売されているのでチェックしてみるといいでしょう。
ホエイ、カゼインプロテインとの違い。どう使い分ける?原材料と効果をチェック
大豆を原料とするソイプロテインと違い、ホエイ・カゼインは牛乳を原材料としてることが大きな違いです。それぞれの特徴と使い分けるポイントを見ていきましょう。
まずはホエイプロテイン。「ホエイ=乳清」の意味で、ヨーグルトなどで上澄みにできる透明な液体です。乳清に含まれるタンパク質と、ミネラル、水溶性ビタミンなどを含んでいます。一般的にホエイプロテインは、筋肉成分になるアミノ酸を多く含み筋トレ後に飲むことで、筋肉の修復などに効果的です。
次にカゼインプロテイン。「カゼイン=リンタンパク質」の意味で、ホエイプロテインと同じく牛乳が原材料で、牛乳に含まれる乳タンパク質の80%を占めています。また不溶性で固まりやすく、吸収速度も遅いため満腹感が持続します。そのためダイエットのためのタンパク質補給などに向いています。
大分類となりますが、筋トレ派はホエイプロテイン、筋トレ以外にダイエットや健康維持にはソイプロテイン、カゼインプロテインと覚えておくといいでしょう。
男性がソイプロテインを飲んでも問題ないの?むしろ食事管理に「おすすめ」
ソイプロテインは、植物性、食物繊維が豊富、ダイエット向きなどのイメージから男性より女性の体質に合うと考えている人も少なくないそうです。しかし、植物性で脂質が少ない特徴から男性が飲んでも効果は十分得られます。
さらに男性には、内臓脂肪過多や血中脂質が高い人が多く、食事とソイプロテインという組み合わせでコントロールするのも効果的です。筋トレと違うアプローチで、ソイプロテインを取り入れてみるのも方法のひとつです。
ソイプロテインの選び方。原材料や栄養、味、値段をチェック!
ソイプロテインと言っても数多くの製品が発売されています。各社製品ごとに特徴がありますが、ここでは基本的なチェックポイントをみていきましょう。
◎原材料
基本の原材料は「大豆」です。最近では、同じ機能を持つ「えんどう豆・そら豆・玄米」などがあるので、味や香りなど好みに合わせて選ぶことができます。
◎栄養成分
例外はありますが、ほとんどの商品に「1食分20~25g」として成分表記があります。エネルギー、タンパク質、脂質、炭水化物、食塩相当量などをチェックして、自分が取りたい栄養成分が多い商品を選びましょう。
◎合わせてとれる栄養素
タンパク質に加え、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、鉄、マグネシウムなど含まれる栄養素が異なります。自分が補いたい栄養素の有無などをチェックしておきましょう。
◎フレーバー
プロテインそのままの味となるプレーンをはじめ、人気のココアやチョコレート、ストロベリーにバナナなど、多くのフレーバーが用意されています。粉末を液体にするため味や喉越しは、ジュースのイメージとは多少異なります。最初は少量パックなどで試して、お気に入りを見つけるといいでしょう。
◎価格帯
プロテインは基本継続して飲んでこそ効果が生まれます。1、2回では効果ゼロということもあります。そこで購入前に1袋で何回飲めるのかを知り、購入頻度と予算を算出しておくといいでしょう。またドラッグストアやネットショップなどで価格幅があるので、比較してみるのもいいかもしれません。
プロテインのプロが選ぶ「おすすめソイプロテイン5選」
ここからは、プロテインひろこさんがおすすめするソイプロテイン5選を栄養バランス・注目ポイント・フレーバーなどの観点からご紹介します。
<試飲条件について>
※各製品の1食分規定分量を使用しています。
※溶け具合は市販のシェーカーを使用し20回シェイクした状態で検証しています。
※写真内のパウダーは規定分量ではありません。
【VALX】ソイプロテイン マンゴー風味
■監修おすすめコメント
おいしさの評判が高く、コスパもうれしい。チョコ、ほうじ茶は定番の美味しさだが、個人的なイチオシはマンゴー。ソイでフルーツ系が美味しいのはすごい。元ボディビルダーでもある山本義徳先生が監修しており筋トレ派でもOK。
■編集部・試飲コメント
シェイク10回程度でもさっととけ、20回フルとダマもなくなめらかになります。飲んだとき粉っぽさと泡立ち感はあまり感じない。マンゴー風味とほどよい甘さが口に広がり、プロテイン初心者にも飲みやすい商品です。
<Data>
◎主な原材料:大豆たんぱく ほか
◎フレーバー:マンゴー風味、ほうじ茶風味、ココナッツミルク風味、チョコレート風味、バナナ風味、生キャラメル風味、黒蜜きなこ風味
◎栄養成分 1食(20g)当たり
エネルギー…75kcal
タンパク質…16.1g
脂質…0.7g
炭水化物…1.1g
食塩相当量…0.4g
◎タンパク含有量:86.2%(無水物換算値)
◎内容量:1kg
◎希望小売価格:3,218円(税込)
◎商品詳細へ
【DNS】プロテイン ソイ 100 チョコレート風味
■監修おすすめコメント
ソイはタンパク質が少ないと思われがちですが、筋トレーニーでも満足できる1食あたりタンパク質量25g。トップアスリートから支持されるDNSのこだわりを感じる。お味はきなこチョコっぽい感じで飲みやすく味も◎
■編集部・試飲コメント
規定分量が30g、300mlと多めだが、20回程度でもサッと溶けました。チョコレート風味は、喉ごしに甘さが残るほどではないですが、香りより甘さが口に残ります。甘いチョコがお好きな人にはイチオシのフレーバーです。
<Data>
◎主な原材料:大豆たんぱく
◎フレーバー:チョコレート風味
◎栄養成分 1食(33g)当たり
エネルギー…131kcal
タンパク質…25.2g
脂質…2.1g
炭水化物…2.94g
食塩相当量…0.78g
◎タンパク含有量:26.1g
◎内容量:330g
◎希望小売価格:1,700円(税込) ※Amazon価格
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【Kentai】ウェイトダウン ソイプロテイン ココア風味
■監修おすすめコメント
トレーニングでカラダを引き締めたい人向けで、タンパク質以外に身体作りに嬉しい食物繊維や、11種類のビタミン・ミネラルも配合。味はスタンダードなココアで続けやすいおいしさです。
■編集部・試飲コメント
水でも溶けやすく泡立ちも少なめです。シェーカーを開けるとココアのよい香りがあふれますが、ココア味は甘すぎずちょうどいい感じです。サラッとではなく、少しだけトロっとした感じが残ります。
<Data>
◎主な原材料:大豆たんぱく
◎フレーバー:ココア風味、あんこ風味、ストロベリー風味、バナナ風味
◎栄養成分 1食(20g)当たり
エネルギー…75.8kcal
タンパク質…14.6g
脂質…1.2g
炭水化物…2.4g
食塩相当量…0.35g
◎タンパク含有量:15.3g
◎内容量:350g
◎希望小売価格:2,592円(税込)
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【ウイダー】プロテイン効果 ソイカカオ味
■監修おすすめコメント
カカオ味がほどよい甘みで飲みやすく特に女性に人気。チョコレートが有名な森永製菓が作っていることもあり、さすがのおいしさ。ソイは腹持ちが良いため、甘いおやつの代わりに置き換えてダイエットしたい女性にもおすすめです。
■編集部・試飲コメント
パッケージを開けたとき、パウダーはさらさらというより固まった感じだが、水でシェイクするだけで、泡立ちも少なく、よく溶けます。香りがよいカカオ味で、甘く感じる人もいるかもしれません。少しまったり感が残る喉ごしです。
<Data>
◎主な原材料:大豆たんぱく
◎フレーバー:ソイカカオ味
◎栄養成分 1食(22g)当たり
エネルギー…82kcal
タンパク質…15.5g
脂質…1.2g
炭水化物…2.9g
食塩相当量…0.18~0.85g
◎タンパク含有量:16.2g
◎内容量:88g
◎直販価格:3,888円(税込)
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【ウルトラ】ソイ ダイエット プロテイン 杏仁豆腐
■監修おすすめコメント
ソイでは珍しい杏仁豆腐味。人工甘味料を使っておらず優しい甘みが特徴。甘すぎる味が苦手な女性にピッタリです。もったり腹持ちが良く朝食のお供にしたり、ゼラチンで杏仁プリンにしたりスイーツアレンジにもおすすめです。
■編集部・試飲コメント
溶けやすく、なめらかで飲みやすいタイプです。パウダーそのものに香りは少ないのですが、水に溶かすと杏仁豆腐の香りが広がり、飲むと杏仁豆腐を食べているかのような錯覚を起こすほど。甘すぎず、プレーン過ぎないのがポイントです。
<Data>
◎主な原材料:大豆たんぱく
◎フレーバー:杏仁風味、ココア風味、バナナ風味
◎栄養成分 1食(20g)当たり
エネルギー…73kcal
タンパク質…15.1g
脂質…0.5g
炭水化物…2.7g
食塩相当量…0.4g
◎内容量:500g
◎直販価格:3,190円(税込)
◎商品詳細へ
プロテインのプロが選ぶ「コスパ重視のソイプロテイン5選」
ここからは、プロテインひろこさんがおすすめするコスパに優れたソイプロテイン5選を栄養バランス・注目ポイント・フレーバーなどの観点からご紹介します。
<試飲条件について>
※各製品の1食分規定分量を使用しています。
※溶け具合は市販のシェーカーを使用し20回シェイクした状態で検証しています。
※写真内のパウダーは規定分量ではありません。