なんとなく会社に行きたくない人へ!脳疲労の視点から「具体的な対処法」をお届けします (1/4)
連休明けや月曜日は「会社(学校)に行きたくない」と気が重くなる方も多いのではないでしょうか。
今回は、休み明けの行きたくない要因を明らかにし、その対処法もご提示いたします。キーワードは「なんとなく」がサインです。そして、解決策は脳の疲労にあります。
「あと30分」「あと5分」……なぜズルズルと行動できない状態が続くのか
たとえば、朝起きて「なんとなくだるい。あと30分布団の中にいよう。そうすれば、スッキリとするはずだ」と考えたことはありませんか?
しかし、30分経ってもスッキリせずに、ズルズルと「あと30分」を繰り返してしまう。誰しも経験があると思います。一体、何が原因なのでしょうか。
これは、「身体の疲労」と「脳の疲労」が混同している状態と考えられます。
身体の疲労と脳の疲労
身体の疲労の場合は、酷使した筋肉の筋繊維の炎症が大きな要因です。従って、その部位に痛みが伴います。
これに対して、脳の疲労の場合は、身体が痛むわけではありません。そのため「なんとなくだるい」と感じます。倦怠感と呼ばれるものです。
もし、「なんとなく」のだるさや疲れを感じた場合、脳の疲労の可能性があります。
この場合、上述したように身体を横にしていても、なかなか回復には至りません。脳のエネルギーの回復に必要なことは、新鮮な空気や栄養を脳に送り込むことだからです。
そこで、ぜひ布団の中で次の「トレーニング」をお試しください。
朝スッキリと起床できるトレーニング
(1)布団に接しているかかとを起点にして、足の先を前後に動かします
(2)両腕を天井に伸ばし、手をグーパーと動かす。手首をブラブラさせます
この動きは、手や足をポンプとして活用し、滞った血流を循環させることが目的です。
(3)頭が少し軽くなったところで、天井の中央の一点をジィ~と見つめます
(4)天井の四隅をゆっくりと目で確認します。その際、顔は動かしません。眼球だけを、左上⇒右上⇒右下⇒左下⇒左上、この順番に動かし、四隅を確認しながら一周させます。反時計回りも行いましょう。何回か繰り返した後、再度天井の中央の一点を見つめます。
最初と較べて、鮮明にハッキリと見えたのであればそれだけ脳の疲労が取れたということ。変わりない場合、(1)~(4)を繰り返しましょう。
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