【特別座談会】必ずまた走りたくなる。完走者が語る東京マラソンの魅力 (1/6)
東京マラソンといえば、市民ランナーにとって憧れの大会。そこで、東京マラソン未経験者の方たちに東京マラソンの魅力を伝えたい出場経験者に集まってもらい、出場&完走したランナーにしかわからない東京マラソンの魅力を熱く語り合ってもらいました。
◎参加メンバー(写真左から)
(以下、名前、職業、東京マラソン出場歴、フルマラソンベストタイム、マラソン歴)
・阿部真由美さん/保育士、2017年、3時間32分38秒、7~8年
・半戸明史さん/会社員、2017年、3時間40分27秒、10年
・曽谷貴夫さん/会社員、2009(10km)・2012・2013年、5時間07分54秒、10年
・宮井典子さん/ピラティスインストラクター、2014・2015・2016年、5時間1分55秒、10年
・松本美和さん/ライター(今回の筆者&進行役)、2007年、5時間11分59秒、12年
全員がハマった東京マラソンの魅力。出場を決めた理由は?
松本:まずは、東京マラソンに出場するきっかけをお聞かせください。
阿部:8年前、友人から誘われて所沢シティマラソン(ハーフ)を走って以来ランニングにハマりました。そのうちフルマラソンにも挑戦するようになり、東京マラソンにも応募し続けたけどなかなか当たらなくて。やっと当選したのは2017年です。
半戸:僕は禁煙中の気を紛らわすためにランニングを始めました。筋トレ1時間はキツイけど、1時間のランニングなら適度に疲れて夜はぐっすり眠れるし、これはいいと思って。走り始めてから毎年東京マラソンに応募するようになりました。
松本:禁煙するためにランニングを始めて、フルマラソンまで出るとはすごいですね(笑)。
宮井:私は9年前に関節リウマチになって、走れない時期があったんです。産後、症状が改善したのでランニングを再開したら、すごくリフレッシュできて楽しくて。同じように病気を患っている人や子育て中の人にこの楽しさを伝えられたらと、娘が1歳になった2014年から3年連続で出場しました。
松本:関節リウマチでも、体調にあわせて楽しみながら走ればフルマラソンを完走することができるって、同じ状況の人たちはとても勇気付けられそうですね。
曽谷:僕は2008年の夏、昼休みに立ち寄ったビルで東京マラソンのポスターを見て、突然新しいことがやってみたくなったんです。その日はちょうど僕の誕生日で(笑)。思いつきでランニングシューズを買い、会社に戻ってすぐにパソコンから東京マラソンに応募しました。
松本:何という行動力。1枚のポスターの力、あなどれませんね(笑)。