片頭痛（偏頭痛）の人は、コーヒーや紅茶を飲まないほうがいい？内科医が回答 (1/2)

片頭痛（偏頭痛）が悩み。カフェインが効くと聞きますが、本当でしょうか？ 逆効果で痛みがひどくなるという声もありますが……。荒牧内科院長・荒牧 竜太郎先生に聞きました。カフェインの頭痛への効果や副作用についても解説します。

「片頭痛にカフェインはよい」と言われる理由

荒牧先生：片頭痛は、ストレスや過労などで脳の血管が拡張し、周囲の神経を刺激して痛みを感じると考えられています。

カフェインには血管収縮作用があるため、痛みが和らぐのだと思われます。

「コーヒーで余計に悪化する」ことがある？

荒牧先生：「血管の収縮と拡張の繰り返し」による片頭痛もあります。そのため、カフェインが血管を収縮させることで、さらに血流が悪くなって頭痛が悪化するケースもあります。

強いて言うなら「自己判断で飲まないほうがよい」でしょう。頭痛にはいくつかの種類があり、それぞれに原因やメカニズムは異なります。

カフェインはすべての頭痛に良いわけではないため、悪化のリスクを考えるとカフェインで頭痛を治そうとしないほうが良いです。

カフェインには交感神経を刺激する作用があります。そのため、コーヒーを飲みすぎるとイライラしやすくなる、胃が荒れやすくなる、胃痛や吐き気をもよおすといった不調を伴うケースもあります。

コーヒーは何杯もおかわりするのではなく、カップ1杯にとどめるなど、適量の摂取を心がけましょう。

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