トレーニング機器の進化が続く。IoTデバイスを用いた「近未来型EMSトレーニング・ジム」
身に着けるトレーニング・ギア「SIXPAD(シックスパッド)」で著名な株式会社MTGは、世界最大のビジネスとコンテンツの祭典「SXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)」(3月11日〜14日)にて、独自の最先端テクノロジーを駆使した「近未来型EMSトレーニング・ジム」を披露しました。
「EMSフルボディスーツ」「デジタルトレーニングミラー」など新アイテム続々
今回、同社は「EMSフルボディスーツ」と「デジタルトレーニングミラー」、そしてそれを制御するデバイス「コントロールタワー」を新開発。
まず、「EMSフルボディスーツ」は、全身の筋肉特性に最適なサイズ・位置に電極を配置した全身トレーニング専用EMSスーツです。電気を均一に流すための締めつけ構造が採用されているほか、高い通電効率を発揮するための保水性に優れているので、全身を同時に、効率的に、トレーニングしてくれます。
「デジタルトレーニングミラー」は、正しいトレーニングフォームへと誘導してくれるミラーです。内蔵されたセンサーにより、骨格の詳細な情報を分析し、1人ひとりに最適なトレーニング動作ガイドを画面に表示してくれます。
「EMSフルボディスーツ」と「デジタルトレーニングミラー」を制御する「コントロールタワー」は、Bluetoothで通信し、IoTによる記憶機能を駆使して、1人ひとりのトレーニングレベルを蓄積。効率的なトレーニングを実現してくれます。
先進デバイス活用により、短時間でトレーニングを
近未来型EMSトレーニング・ジムは、こうしたIoTデバイスで、全身の筋肉を効率的に鍛えるというコンセプトが採用されています。
デジタルトレーニングミラーを通して、自身のトレーニングフォームと意識すべき筋肉を確認。そして、EMSと動作を融合させたトレーニング・プログラムを行うことで、15分という短時間で、最も効率的に全身同時にトレーニングを行うことが可能となりました。
イベントで体感した人からは、「3分やっただけなのに、まるで30分の筋トレをやった気分だ」「身体の表面が動くだけだと思ったら、筋肉の奥からしっかり動いている」など驚きの声が多数寄せられているそう。
「しっかり体を絞りたいけど、時間がない」という方にとっては、かなり気になるコンセプト・ジムではないでしょうか。本稿執筆時点において、その出展計画などは明かされていませんが、続報が待たれます。
<Text:辻村>