インタビュー
2018年4月10日

ベイビーレイズJAPAN・傳谷英里香「やるならとことんの精神はバスケで培った」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#10 (1/3)

 スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。

 第10回に登場するのは、「EMOTIONAL IDOROCK」を活動理念に掲げ、ロックテイストの楽曲を歌い続けるベイビーレイズJAPANのリーダー・傳谷英里香さん。

 ステージ上ではキレキレのダンス、グラビアでは抜群のプロポーションを披露している彼女ですが、その資本となる身体の礎を築くきっかけになったのが、小学校3年生のときに始めたバスケットボールだったとか。それだけでなく、グループをまとめるリーダーシップも中学生のときに副キャプテンを務めたことで身についたと話します。

 前編では、バスケットボールを始めたきっかけや印象に残っている思い出などについて語ってもらいました。

▼後編はこちら

ベイビーレイズJAPAN・傳谷英里香「バスケもアイドルも、人間関係が重要」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#10 | 趣味×スポーツ『MELOS』

私のポリシー「やるならとことん」はバスケ部のコーチの教え

——傳谷さんは、テレビ番組などで特技のバスケットボールを披露することも多いですが、何年間くらい続けていたんですか?

小学校3年生から中学校3年生まで続けたので7年間ですね。

——そもそものきっかけは何だったのでしょうか?

私の通っていた小学校は3年生になると部活に入れるんですけれど、最初は吹奏楽部を考えていたんです。当時、すごく憧れていた先輩がフルートを吹いていて「あの人みたいになりたい!」と思って。

——それがどうしてバスケ部に?

友だちに誘われてバスケ部に体験入部することになったんですけれど、コーチから「センスあるから、絶対にバスケ部入ったほうが良い」って褒められて。それで気分が乗っちゃったんです(笑)。

——褒め上手だったんですね。そのコーチはどんな人物だったのでしょうか?

学外から参加していた女性のコーチだったんですけれど、アメとムチの使い方がすごく上手なんですよ。厳しい中にも愛がある感じ。それで「ここにいたら、私も成長できるかも」と思ったんですよね。

——そのコーチとのやりとりで、何か記憶に残っていることはありますか?

私のポリシーでもある「やるならとことん」という言葉は、そのコーチの教えなんです。「息が切れても、それは疲れたうちに入らない。本当に倒れるまでやらないとやり切ったとは言えない。自分で限界を決めるな」ってよく言われていましたね。

——当然ながら練習も厳しかったのでしょうか?

ほぼ毎日練習していましたね。朝練も7時にはスタートするから、毎朝6時に起きて、6時45分には学校に着くようにしていました。それに飲み物もコーチや先輩の許可が出るまで飲めなくてつらかったときもあります。でも、そうやって追い込まれていく中で、自分がどれくらいできるのか確かめるのが楽しくもあって。

——それはどうして?

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