
なぜ?「食べていないのに痩せない」理由はね…管理栄養士がアドバイス (1/2)
食事制限を頑張っているのに効果が出ないと、気持ちも落ち込みがち。
食べていないのに痩せない理由は、大きく分けて2つあると、管理栄養士で健康検定協会理事長の望月 理恵子さんは言います。
そのアドバイスをもとに、痩せない理由とその改善ポイント、もしもの病気のサインまで解説します。
食べていないのになぜ痩せない? 食べないダイエットによくある“落とし穴”
理由1 「停滞期」に入っている
体重が減少しないよう、勝手に体が調整している状態です。そのため、食べていないのに体重が減らない状態が続きます。
食べていない状態を続くと、体は「今後、食事をとることができずに飢えてしまうかも」と判断します。すると、これ以上体重を減らさないように体が状態を調整(体温・血糖・免疫調整など)し、食べていないのに体重が減らない状態が続きます。
▼どう対処すればいい?
3食しっかりと食事を食べて、運動しましょう。「食べない」のではなく、ヘルシーな料理を食べるのです。
白米を玄米や雑穀に変更し、「蒸す」など油を控えた調理方法に変えて、摂取カロリーを落としつつ栄養を摂ることを心掛けてください。
摂取カロリーを減らすと消費カロリーが上回るため、痩せることができます。脂肪燃焼のために、ウォーキングなどの有酸素運動を、毎日20〜30分行うとさらに効果的です。
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理由2 代謝が悪くなっている(40代以上)
代謝が落ちると、昔より食事の量を減らしても痩せなくなることがあります。基礎代謝は20歳をピークに低下し、40歳を過ぎると急激に低下するので、中高年の方に多い原因です。
▼どう対処すればいい?
筋肉量を増加させると、代謝機能が向上します。筋肉のもととなるたんぱく質(肉・魚・大豆製品・卵)を3食で食べてください。
食事を食べないと、筋肉に使われるはずのたんぱく質が、体を動かすエネルギーに使われてしまいます。すると、どんどん筋肉が痩せて、代謝が上手にできなくなります。
また、ウォーキングなどの運動も行って効率よく筋肉をつけましょう。