
ヘルス&メンタル
2025年7月11日
「大音量の目覚まし」は体に悪い!自律神経や血圧、心臓にもリスク
毎日覚醒を促してくれる「目覚ましアラーム」。小さい音だと気づかず寝続けてしまうため、大きい音に設定しているという人も多いのでは。
しかし、それが健康目線ではイマイチの結果に繋がっているかもしれません。
リンナイ株式会社から出された「疲労と睡眠に関する意識調査」より、睡眠専門家・梶本修身先生が解説しています。
大きな音でアラームを鳴らす健康上のリスクとは
朝の目覚め方も睡眠の質を左右します。
すぐに目が覚めるよう、大きな音でアラームを鳴らしていませんか? 突然の大きな音で起こされると、一気に交感神経が緊張し心拍数や血圧が上昇します。
起床直後は自律神経機能も完全に目覚めていないため、立ち眩みや不整脈、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。
「驚かされて起きる」はカラダに悪い
朝の目覚めは、副交感神経優位から交感神経優位にゆっくりと移行させてあげることが大切。
熟睡感を得るうえでも、驚かされて起きるのではなく、自然の音を低音量から少しずつ大きくしていく、また音ではなく光で起きることが最も理想的です。
プロフィール
梶本修身先生
東京疲労・睡眠クリニック院長・医師・医学博士大阪外国語大学(大阪大学)保健管理センター准教授、大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学講座特任教授等を歴任。産官学連携「疲労定量化および抗疲労食薬開発プロジェクト」では統括責任者を務める。著書「すべての疲労は脳が原因I・II・III」は累計20万部を突破するベストセラー。現在、「ホンマでっか!?TV」他、数多くのメディアで活躍中。
<Edit:編集部>