ヘルス&メンタル
2025年12月19日
【大人の発達障害】ADHDの男性に見られやすい特徴とは? (1/2)
大人になってから「仕事がうまく回らない」「予定管理が苦手」「気づけば部屋が散らかっている」といった悩みを抱え、ADHD(注意欠如・多動症)という特性に気づく男性は少なくありません。
ADHDは子どもに多いイメージがありますが、実際には大人になって表れ方が変わることもあり、日常生活や仕事の場面で“つまずき”として現れることがあります。
大人のADHD男性に見られやすい思考や行動と、その背景にある特性を、心療内科・ペインクリニックを開設予定であるなかざわ腎泌尿器科クリニック院長・中澤佑介先生監修のもと解説します。
大人のADHD男性に見られやすい特徴
大人の男性におけるADHD(注意欠如・多動症)は、子どもの頃のようなわかりやすい多動よりも、仕事や人間関係、日常のタスク管理の中で“気づかれにくい困りごと”として現れることが多くなります。
集中が続きにくい一方、興味のあることには没頭しやすい
大人のADHD男性には、集中力が続きにくい、段取りを組むのが苦手、物忘れやケアレスミスが多いといった“不注意”の傾向がよく見られます。
一方で、興味のあることには強い集中力を発揮し、時間を忘れて没頭することもあります。
衝動的に動いてしまう、気持ちの切り替えが難しい
思いついたことをすぐ行動に移してしまう衝動性や、会話や仕事の最中にそわそわして落ち着かない感覚が続くことも特徴のひとつです。
予定外の出来事に弱く、気持ちを切り替えるのが難しい場面も生じます。
感情が揺れやすく、対人面のストレスを抱えやすい
感情が急に高ぶったり落ち込んだりしやすく、刺激に敏感で疲れやすいこともあります。
また、人間関係の距離感がつかみにくく、誤解を招いたり、自分でも対人疲労を感じやすい傾向があります。
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