「EDは筋トレで治る」は本当?意外なメカニズムが関係しているかも (1/3)
ED(勃起不全)は、実は40代以上の男性の約3人に1人が経験するとされる、決して珍しくない悩みです。
インターネットで対策を調べると「筋トレがEDに効く」という情報を目にすることがあります。しかし、本当に筋トレで改善できるのでしょうか。
まず結論! EDは筋トレで改善する? しない?
結論から言えば、筋トレはEDの改善に一定の効果が期待できます。ただし、すべてのEDに効くわけではなく、原因や症状の程度によって効果には個人差があります。
EDの原因は大きく分けて「器質性(身体的な問題)」「心因性(心理的な問題)」「混合性(両方が関係)」の3つに分類されます。
筋トレが特に効果を発揮しやすいのは、血流の低下や男性ホルモンの減少が関係している器質性EDのケースです。株式会社ユーザーライフサイエンス取締役会長 大貫 宏一郎先生監修のもとお届けします。
なぜ筋トレがEDに効くのか? 3つのメカニズム
1.血流改善効果
勃起は陰茎海綿体に血液が流れ込むことで起こります。筋トレ、とくに下半身の大きな筋肉を使う運動は、全身の血流を促進し、血管の柔軟性を高める働きがあります。
定期的な運動習慣は動脈硬化の予防にもつながり、血管の健康維持に貢献します。
2.テストステロン分泌の促進
男性ホルモンであるテストステロンは、性機能を維持するうえで重要な役割を果たしています。
筋トレ、とりわけスクワットやデッドリフトのような大筋群を使うトレーニングは、テストステロンの分泌を促すことが複数の研究で示されています。
加齢とともに減少するテストステロンを、運動によって自然にサポートできる可能性があるのです。
3.一酸化窒素(NO)の産生促進
あまり知られていませんが、勃起のメカニズムには「一酸化窒素(NO)」という物質が深く関わっています。
NOは血管を拡張させる作用があり、陰茎への血流を増加させます。運動習慣は体内でのNO産生能力を高めることがわかっており、これがEDの改善につながると考えられています。
期待しすぎは禁物! 筋トレだけでは難しいケースも
一方で、重度のEDや、糖尿病・心疾患などの基礎疾患が原因となっているケース、また心理的な要因が大きいケースでは、筋トレだけでの改善は難しい場合があります。
症状が続く場合や急激に悪化した場合は、泌尿器科などの専門医への相談をおすすめします。
EDは心臓病や糖尿病の初期サインである可能性もあるため、身体からのメッセージとして受け止め、必要に応じて医療機関を受診することが大切です。
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