ヘルス&メンタル
2023年11月17日

こんな症状は要注意!「テストステロンが低下している人」の特徴とは (1/2)

仕事がつらい、気分が憂うつ、何にもやる気がでない。なんとなく体調不良が続く。一見すると鬱などの症状に似ていますが、もしかするとそれ、「男性更年期」の可能性もあります。

Dクリニックグループで男性更年期外来をもつDクリニック東京/大阪が、男性にも急増中の「男性更年期」について解説しています。

30代でも要注意!「男性更年期」はテストステロンの低下が原因

更年期は女性特有のものと思われていましたが、近年、男性にも急増しているそう。

男性の更年期は、「加齢男性性腺機能低下症候群(Late-onset hypogonadism:略してLOH症候群)」とも呼ばれます。加齢やストレスによるテストステロン(男性ホルモン)の低下が原因とされ、心身にさまざまな悪影響を及ぼします。

クリニックの男性患者を年代別でみると、女性の更年期は閉経前後が多いですが、男性の更年期は30代~60代と年齢層も幅広いことがわかっています。

男性更年期の症状と、注意したい人の特徴

男性の更年期では、以下のような症状が見られます。

  • 身体的症状:疲れが取れない、なんとなくだるい、不眠、味覚変調、頻尿
  • 精神的な症状:仕事がつらい、憂うつになる、やる気がでない、朝起きられない、何事にも興味が起きない
  • 性的な症状:性欲の減退、朝立ちの減少、性的能力の衰え、夜間睡眠時勃起の減退

男性更年期で一番多いのは、うつや五月病に似た症状

男性更年期の症状として多く見られるのは、疲れが取れない・憂うつになる・やる気が出ないなど、うつや五月病に似た症状だと言います。

中間管理職や経営を担うポジションに就くなど、仕事の面でもプレッシャーを感じる世代に多く、しかも「疲れているだけ」「忙しさから来るストレスだろう」と自己判断し、更年期と気づかずにいる“隠れ更年期”も多いそうです。

40代を過ぎている、忙しくストレスが多い生活をしている男性は要注意!

加齢とテストステロンの低下を招くような生活を過ごしている人は、男性更年期の可能性も高まります。

男性ホルモンを補充することで症状の緩和が期待できるので、「疲れやすい」、「集中力がない」、「やる気が出ない」、「なんとなく鬱っぽい」、「イライラしやすい」など症状が現れたら、一度検査してみるのもいいかもしれませんね。

なお、「男性ホルモン「テストステロン」が高い男性、低い男性の特徴【調査】」によると、以下の特徴に当てはまる人も、テストステロン値が低いという調査があります。

次:「テストステロン値」が低い男性の特徴とは

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