「親に否定されて育った人」に多い特徴とは。大人になって"こんな傾向"ありませんか? (1/3)
「どうせあなたには無理」「それは間違っている」「ダメな子」。
親からかけられた否定的な言葉は、大人になった今も心のどこかに残っていませんか?
幼少期に親から繰り返し否定されて育った経験は、想像以上に広範囲な影響を及ぼすことがあります。
親から否定されて育った人に見られる特徴や、なんでも否定する親の心理などを、心療内科を併設するなかざわ腎泌尿器科クリニック院長・中澤佑介先生監修のもと解説します。
否定されて育つと心にどんな"後遺症"が残りやすい?
発達途上の幼少期に繰り返し否定を受けることは、脳の発達や自己認識の形成に影響を与えることが分かっています。どんな影響でしょうか。
自己価値観の歪みが生まれる
もっとも大きな影響は、自己価値観の根本的な歪みです。「自分には価値がある」という基本的な感覚が育たず、代わりに「自分は欠陥のある存在だ」と思い込んでしまいます。
これは単なる「自信のなさ」とは異なります。自己価値が外部の評価に完全に依存してしまい、他者から認められなければ自分には価値がないと感じる状態です。
どんなに成功しても、「自分はダメだ」という感覚が消えない人もいます。
感情を抑えてしまう
親から繰り返し否定されると、子どもは自分の感情を適切に処理する感覚が養えなくなることがあります。
喜びや誇りを感じても「調子に乗ってはいけない」と抑え込み、悲しみや怒りを感じても「感じてはいけない」と否定してしまうことも。
その結果、大人になってから感情のコントロールが難しくなることがあります。些細なことで激しく落ち込む、感情が麻痺して何も感じられなくなる、突然感情が爆発してしまうといった問題が生じやすくなるのです。
対人関係をうまく築けない
「ありのままの自分は受け入れられない」という学習をしてしまうため、本当の自分を見せることへの恐怖、拒絶されることへの過度な不安、他者の評価への過敏さといった特徴が現れやすくなります。
また、親との関係パターンを、無意識に他者との関係でも再現してしまうことがあります。
自分を否定する人に惹かれてしまう、あるいは逆に他者を否定することで自分を守ろうとするといったパターンです。
自分の判断を信じられなくなる
「あなたの選択は間違っている」と繰り返し言われて育つと、自分の判断を信じられなくなります。
進学、就職、結婚といった人生の重要な決断を自分で下せず、常に他者の意見や社会の「正解」を求めてしまいがちです。
また、「どうせ自分には無理」という諦めが先に立ち、新しいことに挑戦する勇気を持てなくなることも。
次:親から否定されて育った大人の特徴
「自己肯定感が高い人は、他者も自分も大切にできる人」。心理専門家が考える、自己肯定感が高い人・低い人とは








