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2026年3月18日

AIがテニスの練習相手になる。次世代ボールマシン「Tenniix」体験会レポート (1/2)

テニスは相手がいなければ練習が難しいスポーツである。「もっと気軽に練習できたら」と感じたことがある人も多いだろう。

そうした課題を解決するツールとして登場したのが、AI搭載テニスボールマシン「TenniX(テニックス)」である。先日都内でメディア体験会が開催され、製品の特徴や今後の展望が紹介された。

会場では開発チームによるプレゼンテーションのほか、実際にコートで体験できるデモも行われ、AIがテニスの練習をどのように変えるのかが披露された。

どこでも練習できるAIテニスパートナー

Tenniixは、AIを活用してプレーヤーの練習をサポートするテニスボールマシン。コンセプトは「いつでもどこでも練習できるAIパートナー」だという。

本体は約8.5kg(プロモデルは約8.6kg)と軽量で、折りたたみ可能。車に積んで持ち運ぶことができるため、場所を選ばず練習できる点が特徴だ。パートナーがいなくても一人でトレーニングを続けられるよう設計されている。

自分の弱点に合わせたカスタマイズ練習が可能

Tenniixは単なるボール出しマシンではない。トップスピンやバックスピン、ボールの方向などを細かく設定でき、プレーヤーの弱点に合わせたトレーニングが可能である。

たとえばバックハンドが苦手な場合は、その側に集中的に球出しを行う設定にすることで、弱点克服のための練習を効率的に行うことができる。

このようにプレーヤーごとに練習内容を細かく調整できる点は、まさに“AIトレーナー”と呼べるのである。

AIカメラによる「スマートトレーニング」が特徴

Proモデルにはカメラが搭載されており、プレーヤーの位置や動きを認識するAIビジョン機能を備えている。体験会では主に以下の2つのトレーニングモードが紹介された。

スマートトレーニングモード

・フォロートレーニング

AIがプレーヤーの位置を認識し、その場所にボールを送り出すモード。プレーヤーの位置に合わせてボールが供給されるため、テンポよく打球練習を行うことができる。

・リターントレーニング

プレーヤーがボールを打った後、センター位置に戻ると次のボールが出る仕組みである。

フットワークを含めた実戦的な練習が可能になる。戻る位置は自由に設定でき、さまざまな練習パターンを作ることが可能だ。

AIと対戦する「スマートマッチモード」

最大の特徴として紹介されたのが、AIと対戦するような感覚で練習できる「スマートマッチモード」だ。

このモードではAIがプレーヤーの動きやショットを分析し、まるで対戦相手がいるかのようにボールを返してくる。難易度も複数のレベルから設定できるため、初心者から上級者まで自分のレベルに合わせた練習が可能である。

なお、この機能は現在テスト段階であり、正式版ではユーザーの手元に届く頃に実装される予定とのこと。

続き:実際のテニスコートでも体験

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