2026年7月9日

エアコンは「タイマー」と「つけっぱなし」どっちが電気代が安い?パナソニックが検証

夏の夜、エアコンはタイマーで切るべきか、それとも朝までつけっぱなしにした方がいいのか。

パナソニックは、夏の夜間を再現した環境でエアコンの運転方法を比較する実験を実施。その結果、「3時間切タイマー」は明け方に室温が30℃を超える一方、つけっぱなしでも電気代の差は一晩約15円だったことが分かりました(パナソニック「エオリア」調べ)。

切タイマーでは明け方に31℃超え!

実験は、パナソニックの6畳相当の環境試験室で実施。夜間の外気温や日射を再現し、人が発する熱も考慮した状態で、「3時間切タイマー」と「つけっぱなし」を比較しました。

室温30℃から冷房を開始したところ、どちらも約30分で26~27℃まで下がりました。

しかし、その後は大きな差が生じます。

エアコンを朝までつけっぱなしにした場合は、8時間後まで26~27℃を維持。一方、3時間切タイマーでは停止から約30分後には28.6℃まで上昇し、8時間後には31.2℃に達しました。

快適に眠り始められても、明け方には寝苦しい環境になってしまう可能性があるといいます。

電気代の差は一晩わずか15.2円

8時間運転した場合の、気になる電気代も比較しました。

  • つけっぱなし:26.7円
  • 3時間切タイマー:11.5円

その差は15.2円でした。快適な睡眠環境を維持するために必要な追加コストは、一晩あたり約15円という結果になりました。

冷房、“夜つけっぱなし”でも電気代は【約23円】!エアコンと睡眠のプロが解説

夜の冷房は昼より約半額

さらに、昼間と夜間の冷房運転も比較しています。8時間つけっぱなしにした場合の電気代は以下の通り。

  • 昼間:52.7円
  • 夜間:26.7円

夜間は昼間より約26円安い結果となりました。

これは夜間の方が外気温が低く、日差しの影響もないため、エアコンの負荷が小さく済むことが理由とされています。

「我慢する節電」より快適な睡眠を

近年は熱帯夜が増え、睡眠中の熱中症リスクも高まっています。

今回の実験結果から、エアコンをタイマーで止めると室温が30℃を超える一方、朝まで運転を続けても電気代の増加は一晩約15円程度であることが分かりました。

暑さを我慢してエアコンを切るよりも、つけっぱなしで快適な睡眠環境を保つことが、熱中症予防や睡眠の質の向上につながる選択肢になりそうです。

■実験概要
計測内容:室温、消費電力量
計測時間:8時間
計測方法:
・当社環境試験室(6畳)にて、当社独自の条件により評価
日中 <外気条件>気温35℃/湿度40% <日射>あり <エアコン設定>冷房28℃/風量風向自動
夜間 <外気条件>気温30℃/湿度90% <日射>なし <エアコン設定>冷房28℃/風量風向自動
・室内に一人滞在していることを想定し、人一人分の熱源を試験室内に配置
使用機種:エオリア インバーター冷暖房除湿タイプ ルームエアコン CS-J226D

<Edit:編集部>