エアコンの電気代、室外機で変わる?プロが教える節電「3つのコツ」
猛暑が続く夏は、エアコンの電気代が気になる季節です。
パナソニック エアーマイスターの福田風子氏は、節電のポイントは室内機だけでなく「室外機」にもあるといいます。さらに、夏から秋にかけて増える台風や豪雨への備えも重要だと呼びかけています。
ここでは、室外機を長く快適に使うためのポイントを紹介します。
室外機は「日陰」をつくるのが節電のコツ
節電対策として福田氏がもっとも重要だとするのが、「室外機が吸い込む空気の温度を下げること」です。
おすすめなのは、よしずなどを使って室外機に日陰をつくる方法。ただし、空気の流れを妨げないように設置することがポイントです。

室外機の吸い込み温度が1℃下がると、エアコンの設定温度を1℃上げた場合と同程度となる約10~13%の消費電力削減が期待できるとしています。
14畳用エアコンでは、冷房シーズンを通して約1,865円の節約効果が見込めるといいます。
また、室外機の吹き出し口前には20cm以上のスペースを確保し、周囲の落ち葉やホコリもこまめに取り除いて風通しを良くすることも大切です。

実は逆効果? やってはいけない節電対策
一方で、節電のつもりが逆効果になるケースもあります。
市販品や自作の室外機カバーは、風の流れを妨げることで冷房効率を低下させる恐れがあります。使用する場合は、メーカー純正品や専用品を選ぶことを勧めています。
また、濡れタオルをかけたり、バケツの水で冷やしたりする方法も推奨していません。タオルが吸込口や吹出口を塞ぎ、故障の原因になる可能性があるためです。
さらに、ドレンホースに目の細かい防虫キャップを取り付けると排水が詰まり、室内機の水漏れにつながることもあるといいます。防虫対策には、通水性を確保したメーカー推奨品を使用するよう呼びかけています。
台風前は室外機もチェック
これから迎える台風シーズンは、室外機の点検も忘れてはいけません。福田氏は、転倒や位置ずれ、浸水を防ぐため、事前に室外機の設置状況を確認することを推奨しています。
また、エアコンの吹き出し口から水漏れが起きた場合は、ドレンホースの詰まりやフィルターの汚れが原因となっているケースがあるため、放置せずに清掃や点検を行うことが大切だとしています。
プロフィール
パナソニック エアーマイスター 福田 風子
パナソニック HVAC & CC株式会社。自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べたりなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。
<Edit:編集部>









