2026年7月10日

「エアコンをつけても寝苦しい」睡眠改善インストラクターが教える快眠テク

熱帯夜が増える夏は、「エアコンをつけても寝苦しい」「夜中に何度も目が覚める」と悩む人も少なくありません。

パナソニック エアーマイスター兼睡眠改善インストラクターの福田風子氏は、快適な睡眠にはエアコンの設定温度だけでなく、「使い方」が重要だといいます。

ここでは、夏の睡眠環境を整えるためのエアコン活用法を紹介します。

パナソニック エアーマイスター 福田 風子氏
パナソニック HVAC & CC株式会社
自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。

寝る30分前から運転開始、風は天井へ

一般的に、快適に眠りやすい室温は26~28℃とされています。福田氏は、寝室に入る約30分前からエアコンを運転し始めることを推奨しています。

冷房は26~28℃、または除湿モードに設定し、風向きは人に直接当てるのではなく天井へ向けるのがポイント。

冷たい空気を部屋全体に循環させることで、効率よく寝室を快適な温度にできるといいます。

フィルター掃除は2週間に1回が目安

意外と見落としがちなのが、エアコンのフィルターです。寝室は寝具や衣類から出る繊維が舞いやすく、フィルターにホコリがたまりやすい場所でもあります。

フィルターが目詰まりすると風量が低下し、冷房効率が悪くなるだけでなく、電気代の増加や故障の原因にもなります。

快適な睡眠環境を維持するためにも、2週間に1回を目安に掃除機でホコリを取り除き、汚れがひどい場合は水洗いして十分乾燥させることを勧めています。

室温だけでなく湿度にも注目

寝苦しさは温度だけでなく湿度も大きく影響します。福田氏によると、寝室の湿度は60%以下に保つことが理想です。

湿度が高いと蒸し暑さを感じやすく、睡眠中に目が覚める原因になることもあります。

湿度が高い日は、設定温度を少し下げたり、除湿運転を活用したりして室内環境を整えると快適に過ごしやすくなるそうです。

寝つきが悪い日は扇風機を併用

「エアコンだけでは寝つけない」という場合は、扇風機を併用する方法もあります。

ただし、風を顔や体に直接当て続けるのではなく、足首付近に風を送るのがおすすめです。

足首には太い血管が通っており、そこを冷やすことで深部体温が下がりやすくなり、眠りにつきやすくなるといいます。

一方で、長時間風を直接体に当て続けると体調を崩す恐れがあるため注意が必要です。

暑さを我慢するのではなく、エアコンや扇風機を上手に活用しながら、寝室を快適な状態に整えることが、質の高い睡眠と熱中症対策につながりそうです。

<Edit:編集部>