座ったまま8分動くとどうなる?運動不足解消になるのか【理学療法士監修】 (1/2)
「運動不足が気になるけれど、わざわざ着替えて運動するのは面倒」「仕事や家事の合間に、少しだけ体を動かしたい」
そんなときは、椅子に座ったまま8分、まずは全身を動かしてみてください。
座った状態でも、腕や脚を大きく動かしたり、上半身をひねったりすることで、お腹や背中、脚などさまざまな筋肉を使えます。立ったりジャンプしたりしないため、自宅でも取り入れやすいのがメリットです。
理学療法士・パーソナルトレーナーの安藤 瑞樹さん監修のもと、座ったまま8分動くとどんな運動になるのか、使う筋肉やダイエットとの関係、効かせるコツを紹介します。最後に、椅子に座ったままできる10種目の全身エクササイズも一緒にやってみましょう。
座ったまま8分動くとどうなる?
「座ったままで本当に運動になるの?」と思うかもしれませんが、座った状態でも、動かす部位や動作を工夫すれば全身を使った運動ができます。
8分間ですべての運動不足を解消できるわけではありませんが、普段あまり体を動かしていない人が身体活動を増やすきっかけとして取り入れやすいでしょう。
座ったままでも全身運動になる?

座ったままの運動というと、脚だけを動かすイメージがあるかもしれません。
しかし、腕を上げる、肩甲骨を寄せる、上半身を横に倒す、脚を持ち上げるといった動きを組み合わせることで、上半身・お腹・下半身をまとめて動かすことができます。
今回紹介する8分メニューも、腹筋運動だけではありません。背中を動かすラットプルダウンや、ふくらはぎを使うカーフレイズなどを組み合わせています。
普段の座り姿勢とは違う動きを意識的に取り入れられるのもポイントです。
8分でも運動不足対策になる?
「運動するなら30分くらいやらないと意味がない」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、最初から長時間の運動をする必要はありません。まずは長時間同じ姿勢で固まるのを防ぎ、座ったままでも短時間で体を動かす機会を増やすことが大切です。
とくに運動習慣がない人にとっては、8分程度なら生活の中にも取り入れやすく、運動を始めるハードルも下げられます。
慣れてきたら、ウォーキングや筋トレなどほかの運動も組み合わせて、少しずつ身体活動量を増やしていきましょう。
どこの筋肉を使う?
座ったままのエクササイズでも、種目によってさまざまな筋肉を使います。
今回の8分メニューでは、主に以下の部位を動かします。
| 動かす部位 | 主な種目 |
|---|---|
| お腹・脇腹 | シーテッドクランチ、ニーレイズ、サイドベントなど |
| 背中・肩まわり | フロントラットプルダウン、バックラットプルダウン |
| 太もも・股関節まわり | フラッターキック、ニーレイズ、スケーター |
| ふくらはぎ | カーフレイズ |
ひとつの部位だけを集中的に鍛えるというより、8分間で全身をまんべんなく動かしたい人向けのメニューです。
脂肪燃焼・ダイエットにも効果はある?
座ったままでも、筋肉を動かせば安静にしているときよりエネルギーを使います。ただし、8分間のエクササイズだけで大幅に体脂肪が減ったり、体重が落ちたりするわけではありません。
ダイエットを目的とするなら、座ったままの運動だけで完結させるのではなく、ウォーキングなどの有酸素運動や筋トレ、食事管理なども組み合わせることが大切です。
一方で、「運動不足だけれど、いきなり本格的なトレーニングは続かなそう」という人にとっては、毎日の運動量を少し増やす入口として活用できます。
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