親に「厳しく育てられた人」の特徴とは。幼少期に厳しい家庭で育った人は、こんな性格になりやすいかも (1/2)
子どもの頃から親に厳しく育てられてきた。ルールや礼儀を大切にする家庭で育つこと自体は、決して悪いことではありません。しかし、その厳しさの度合いによっては、生きづらさに繋がることもあります。
厳しい家庭で育った人には、どんな特徴が見られやすいのでしょうか。約20年の教育経験を持ち、不登校や発達特性などの相談支援を行う元教諭・貞盛秀明さん監修のもと、厳しいしつけのメリット・デメリットまで解説していきます。
幼少期に厳しく育てられた人に見られやすい特徴とは
幼少期に厳しく育てられた人には、次のような特徴が見られることがあります。もちろん育った環境や本人の性格によっても表れ方はさまざまなので、傾向のひとつとしてください。
自己肯定感に影響が出やすい
結果を厳しく評価される環境で育つと、「ありのままの自分では認められない」という感覚を抱きやすくなります。良い成績や結果を出したときだけ褒められる経験を重ねると、自分の価値を成果でしか測れなくなってしまう人もいるでしょう。
これは意志が弱いからではなく、子どもなりに親からの愛情や承認を得ようとした結果、身についた考え方のクセと言えます。何かを達成しても素直に喜べず、「次はもっと頑張らなければ」と自分を追い込んでしまう人もいます。
完璧主義的な考え方になりやすい
厳しいしつけの中で「こうあるべき」という基準を強く求められて育つと、その基準が大人になっても心の中に残り続けることがあります。
少しのミスも許せなかったり、「ちゃんとやらなければ」という思考にとらわれやすくなったりするのは、こうした背景が関係していると考えられています。
物事を「できた・できなかった」の二択で捉えてしまい、途中経過や努力そのものを評価しにくくなる人もいるでしょう。
人の評価を気にしやすくなる
親からの評価が愛情や承認と結びついていた場合、大人になっても他者からの評価を過度に気にしやすくなることがあります。
誰かに褒められないと不安になったり、周囲の顔色をうかがいすぎてしまったりするのは、幼少期に培われた対人関係のパターンが影響しているのかもしれません。
職場や友人関係でも、相手の反応ひとつで気持ちが大きく揺れてしまう人もいます。
厳しく育てられた人あるある!「休むと罪悪感が湧く」理由
厳しく育てられた人の中には、休むことに罪悪感を覚えてしまう人が少なくありません。
「サボってはいけない」「常に頑張っていなければならない」といった価値観を厳しく教え込まれると、その基準が心の中に取り込まれ、大人になっても自分を厳しく律し続けてしまうことがあります。
休んでいる自分を見ると、まるで「サボっている」かのように感じられ、落ち着かなくなってしまうのです。何もしていない時間があると、つい予定を詰め込んだり、家事や仕事を探してしまったりする人もいるでしょう。
これは、子どもの頃に身につけた「頑張らなければ認めてもらえない」という思い込みが、今も自分自身を縛り続けているサインかもしれません。
休息は決して怠けではなく、心身を整えるために必要な「業務」であると、繰り返し意識してみましょう。
どうしても罪悪感が出てしまう場合
とはいえ、頭で理解しても罪悪感はなかなか消えません。おすすめは、休む時間をあらかじめ予定に書き込んでしまうことです。「日曜の午前は何もしない」と先に決めておけば、その時間は予定どおりに過ごしているだけということになります。
やるべきことをやっている状態になるので、罪悪感が入り込む隙が少なくなります。












