2022年2月10日
体重計、持っていても約半数が「乗らない」。男女間で異なるその理由とは (1/2)
多くの家庭にある体重計。手軽にできる健康管理として、昔から重宝されてきた体重計ですが、意外と活用している人は少ないのかもしれません。
オムロンヘルスケアが、30代〜50代の男女1,300人を対象とした、体重測定に関する意識調査を実施。その結果を公表しているので紹介します。
体重を日常的に測らない理由に男女差
まず、自宅に体重計(体組成計)があるかどうかを尋ねた質問では、86%が持っていると回答。
やはり、普及率という点ではかなりの高い割合を示した体重計ですが、体重を測る頻度は33.2%が「週5〜7日」と回答した一方、「月3日以下〜測定していない」と回答した人は44.5%。
全体の2人に1人が、体重計を持っていても日常的に体重を測定する習慣がないことが分かりました。
体重測定を行わない理由について聞くと、「測るのが面倒くさいから」という答えが44.7%で最多。
性別ごとに見ると、男性では「測るのが面倒くさいから」、女性では「現実逃避、体重計に乗るのが怖いから」が第1位となり、男女間での回答差、意識の違いも見えてきます。
さらに、女性の1位「現実逃避、体重計に乗るのが怖い」という回答を肥満度別(※)にみると、肥満度2と3・4の割合が半数を超えており肥満度が高い人ほど、現実逃避をする傾向であることも分かります。
※日本肥満学会では、BMI値に応じて18.5〜25未満を普通体重、25〜30未満を肥満度1、30〜35未満を肥満度2、35〜40未満を肥満度3、40以上を肥満度4と判定しています。
関連記事:肥満度の指標「BMI」とは。計算方法、数値の見方、年齢別の基準値
次ページ:ちなみに体重測定を行う理由は?
1 2