食べても太りにくい理由は?美尻トレーナーが体現するメリハリボディメイク術
何をどれだけ食べてもOK、ご自身は「夜にお米は必須!」とも語る人気パーソナルトレーナー・角田聖奈さん。TV番組『初耳学』では「暴飲暴食トレーナー」と紹介され、1日6,000キロカロリー摂取という日もあるのに、なぜそんなにもパーフェクトボディ? その秘密は”美尻”にあるようです。食べても太らない秘訣、筋トレやプロテイン摂取のコツなど、詳しくお話を伺いました。
効率の良いボディメイクなら断然「筋トレ」
食べたいものを好きなだけ食べて、美しいボディになれる。なんたる至福でしょうか。それを自ら体現しているパーソナルトレーナーの角田聖奈さんにお会いしました。女性トレーナーといえば鍛え上げられた筋肉とストイックなイメージですが、角田さんはそれをいい意味で裏切ってくれるキュートな女性!
この記事では角田さんがチーフトレーナーとして活躍するパーソナルトレーニングジムBiP(ボディーインパクトプランナー)の代表・薩田さんと、角田さんによる対談をレポートします。
パーソナルトレーナー フィットネスモデル 角田聖奈さん
ベストボディジャパン2015東京大会グランプリ/日本大会ファイナリスト。ミス・ワールド・ジャパン2016ファイナリスト。2016JBBF ALL JAPAN Fitness Bikini 5th. 著書に「理想の体は自分で作れる!美尻+美脚・美腹チャレンジ」(扶桑社)。栄養士・食育インストラクターの資格も持ち、定期的に料理教室も開催している。日本と台湾のハーフ。
─筋トレをはじめたきっかけを教えてください。
16歳の頃、ミス・ユニバース世界大会の様子をメディアで見ていて、アジア人と、欧米人との体格差に衝撃を受けたんです。この人たちはどうやって、メリハリのあるかっこいいボディになったんだろう……というのを調べていたら、普段から筋トレをしていることがわかって。それ以来、自宅で筋トレをするようになりました。チューブや小さなダンベルを使って自己流で。「今日は遊べない、筋トレがあるから!」って帰っていたので、まわりの友達からは変わってると思われていたと思います(笑)。
─かなり(スタートが)早いですね。目標にしている方は?
部活で筋トレをしている子はいたかもしれませんが、自宅やジムなどで自主的にやっている子はほとんどいなかったと思います。海外のフィットネスモデル、大会に出ている人などをインスタでフォローして、それを見ることで自分のモチベーションにする場合もありますね。
─理想はただ痩せているだけではない、メリハリのある、ボリュームのある体ということですが……ランニングでもヨガでも水泳でもなく、「筋トレ」をおすすめする理由は?
楽しければ、運動はなんでもいいとは思うんです。でも運動する目的がボディメイクなのだとしたら、筋トレのほうが効率はいいです。つけたいところに筋肉がつけられる、自分で自分の体をデザインできるという意味では筋トレが一番ですね。
─他にスポーツの経験はありますか。
まったく無くて……どちらかというと運動音痴で、体育の授業は仮病を使って休むくらい本当に嫌いです(笑)。走れないし、泳げないし、跳び箱も全然跳べません。カウンセリングで『運動が苦手で……』っておっしゃる方には、「私もなんですよねー」ってお伝えする(笑)。運動が苦手な人の味方です!
「お尻を鍛えれば太らない」聖奈さんの筋トレ&食事頻度
林修先生の人気TV番組『初耳学!』出演時には、焼肉2人前+フルーツパフェ+ラーメン2杯という驚異的な食べっぷりが話題になった聖奈さん。そこでも披露していましたが、「お尻を鍛えれば太らない」という印象的なフレーズ。お尻・下半身の筋肉は全身の7割、そのためお尻の筋肉を鍛えれば基礎代謝量が上がるから、どれだけ食べても太りづらい! この聖奈さんの言葉が、すべての”美味しいモノ好き”を救ってくれる!!
─趣味は食べ歩き!? 気を付けるポイントは?
移動は徒歩。次のお店まで乗り物は使わない(笑)。たとえば新宿でラーメン食べてから、原宿でパンケーキ食べに行くこともあるので、2駅くらいは軽く歩きます。途中に美味しそうなものがあったら間で食べちゃう場合も(笑)。
趣味は食べ歩き!? 気を付けるポイントは?
─ウェイトトレーニングは週何回くらい?
週に5回、1回につき40~60分くらいです。20分を朝・昼・晩といった細切れなトレーニングは行わず、集中して40分は取れるようにしています。
─栄養士の資格を活かして、お料理教室も開催されているんですね。
普段私が食べている料理をレシピにして配っています。みんなで作って食べながら、ボディメイクに関する質問に答えたりして。楽しく開催しています。いつもそれほど手の込んだ料理はしていないので、お肉を美味しく焼くコツとか……ヘルシーでボリュームがあるものが多いですね。料理はコツさえつかめば簡単ですよ!
─お仕事が忙しく、自炊のハードルが高い方へのアドバイスを。
鶏むね肉に味付けだけをして、すべて冷凍庫に入れてしまう。そして次の日に食べる分だけを冷蔵庫に戻すんです。あとは野菜を切ってお肉と一緒に炒めるだけ、とかが多いですね。簡単なので、「これならできそう!」って思っていただく事が多いですね。トレーニングだけだと体は変わりにくいので、あわせて食事も気を付けて、たんぱく質の量を確保していかないと筋肉はつきません。今までやっていなかった人が自炊すると、やはり変わりますよ!
─プロテインと食事について、聖奈さんはどう意識していますか?
自分の体重×2gを意識して摂っています。食事で摂って、足りない分はプロテインで。あとトレーニング後はプロテインを飲むようにしています。私の食事は最低3食、基本的には5~6食ですね。お客様にも3食以下にはならないよう、そして合間でプロテインを摂ってもらうよう指導しています。
朝ごはんを食べないと、そのぶんお昼と夜に吸収されてしまいます。運動とあわせて頂く前提ですが、朝ごはんを食べたほうが痩せやすいです。ちなみに本でもレシピを紹介していますが、オートミールボウルは好評です。前日の夜にプロテインと一緒に漬け込んで冷蔵庫に置き、朝はフルーツとかをのせてすぐに食べられます。
聖奈さんのある日の食事(6食)
朝ごはん/10:00過ぎに間食1:おにぎりとプロテイン/昼ごはん:自分で作るお弁当は丼ものが多め/間食2:甘いものが食べたい時は和菓子。洋菓子は脂質が多いので△/夜ごはん/寝る前:プロテイン
オリジナル水素プロテインを開発
聖奈さんがチーフトレーナーを務めるパーソナルトレーニングジムBiPではオリジナル水素プロテインを開発。聖奈さんが手にしているのが著書『美尻+美脚美腹チャレンジ』(左:BiP薩田代表、右:角田聖奈さん)
一問一答!聖奈さんのトレーニングポリシー
―ストレッチは重要でしょうか?
そうですね、体が硬い状態よりは柔らかい状態のほうが可動域は広がりますし、より筋肉がつきやすくなります。男性・女性問わず、ほぐすのは大事ですね。
―くびれに効果のある腹筋を教えて!
腹筋だけじゃくびれません。お尻と背中を鍛えることで自然にくびれて見えるし、ただサイズダウンさせるんじゃなくて、全体のバランスが大事。「お腹だけ痩せたい」といった部分痩せをしたい方が多いのですが、部分痩せをしたい人こそ全身のトレーニングをしてあげて、他の部分にボリュームをつけるとウエストが細く見えたり、脚が細く見えたりします。全身のバランスを客観的に見ながらトレーニングするといいと思います。
―トレーニング効果はどれくらいの期間で現れる?
どれだけ食事などを頑張れるかにもよりますが、だいたい2~3ヶ月で変化は感じられると思います。トレーニングは継続が一番大事ですし、そのためには「週5回トレーニングしよう」と決めるよりは、自分がちゃんと通える頻度、週2回からでも始めてみてください。
―とにかく痩せたい!ウエストを56cmにしたい!
その考えをまず変えることから始めます。ただ痩せるだけでは綺麗にはなれないんだよ、ということを私自身が証明します。たとえば、ウエストや体重を目の前で計って見せたり……私のウエストは60㎝を余裕で超えていますし、体って本当にバランスなのです。体重やサイズじゃないですよ。
とにかく痩せたい!ウエストを56cmにしたい!
―ダイエットにお米はNG?
お米には水分がたくさん含まれているので、夜に食べることは翌日の肌のハリ感に影響するんですよね。私の場合は夜にお米を抜くと、体重が落ちて筋肉のハリがなくなるのでダメなんだ、ということを発見しました。みなさんには、まずは玄米とお肉などでクリーンな食事をして頂きたいですが、まれに玄米で便秘になったりお腹を下してしまったりする方もいらっしゃいます。その場合には白米やオートミールに変えたり……それぞれの体質を考えながら選んでいきましょう。
パーソナルトレーニングジムBiP
女性らしい丸みを帯びたS字フォルム、腰からヒップのラインもとってもセクシー。綺麗になりたいと願う女性たちが聖奈さんのもとを訪ねるのも納得です! 筋トレに抵抗がある、運動が苦手で二の足を踏んでいる方も、愛されボディになるには筋トレを行うのが近道! 聖奈さんの方法に身も心も委ねてみたいという方はBiPさんへ体験レッスンに行ってみては?
<Text:編集部>