
若いのに手にシワ、なぜ?皮膚科医に聞いた「手の老化」を防ぐ3つのルール (2/4)
脱・老け手! 3つの生活ルールを意識しよう
豊田さん:手のシワを予防するには、日常生活での心がけが大切です。次の3つのことを実践して、シワのない手を目指しましょう。
濡れた手は「すぐに」「やさしく」拭く
手に水がついていると、水が蒸発するときに、肌に必要な水分や油分までが奪われてしまいます。これにより、手にシワができやすくなります。
洗い物などの水仕事が多い方は、以下のことを実践すると、乾燥によるダメージを軽減できるでしょう。
・ゴム手袋を使用する
・保湿成分入りの洗剤を使用する
・高温のお湯ではなく、ぬるま湯か水を使用する
・濡れた手はすぐ拭く
・手を拭くときは、ゴシゴシ拭かず、優しく拭き取るように心がける
・拭いたら、すぐに保湿をする
「手の」紫外線対策を徹底する
紫外線対策をしっかりと行うことで、手のシワを予防することにつながります。手にも日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。
日焼け止めは、手作業が多いと取れてしまいます。数時間おきに、塗りなおしましょう。
■アームカバーもおすすめ
日差しの強い日に、自転車に乗ったりベビーカーをひいたり、長時間素手で作業したりするときは、UVケアができるアームカバーをつけることをおすすめします。
そして紫外線を多く浴びた日は、スキンケアを念入りに行いましょう。もし日焼けをしてしまったら、早急に保湿を行いましょう。
たっぷりの化粧水でうるおいを与えてから、ハンドクリームを念入りに塗ってください。
「こまめに」手の保湿をする
手のシワの原因は、乾燥や肌への刺激によって引き起こされます。そのため、こまめに保湿ケアを行うことで、予防につながると考えられます。
手を洗う度に、ハンドクリームを塗ることを習慣化しましょう。より効果的に保湿を行いたいなら、保湿力の強い化粧水などのローションを塗った後に、ハンドクリームを塗るダブル使いがおすすめです。
ローションの水分をハンドクリームで閉じ込めるイメージです。ハンドクリームを塗る際は、シワの溝までクリームをなじませましょう。
■ハンドマッサージをしながらつけると効果的
まった、時間があるときはハンドマッサージをしながらつけると、手の血行促進につながります。
血行不良は皮膚(表皮)のターンオーバー(生まれ変わり)を遅らせるため、皮膚のバリア機能が低下し、シワの発生・悪化につながります。
さらにハンドマッサージは、血行の良くなっているお風呂上りに行うとより効果的です。
■外出先でもハンドクリーム
自宅にいる時だけではなく、外出先でもこまめな保湿ケアを心がけるのが大事です。
どこにいてもケアができるように、ハンドクリームなどの手のケアグッズは必須アイテムとして常に携帯しておきましょう。