
横から見たとき「体の厚み」が気になる!体を薄くする方法ってあるの? (1/2)
鏡を見てみたら「あれ? 横から見ると体がぶ厚くない?」と感じたことはありませんか?
中年太りなのか、姿勢や骨格の問題なのか……原因をパーソナルトレーナーの野本 麻紀子さんにお聞きしました。
体を薄くするためにまず行うべきことや、華奢な体を目指すいろいろな方法も教えてもらいました。
なぜ? 体に厚みがある3つの原因
野本さん:気になる体の厚みの原因は、「骨格」「姿勢」「脂肪の量」などが影響していると考えられます。
原因1 厚みが出やすい骨格
生まれつき、「肩幅がある」「筋肉が目立ちやすい」という人は、骨格の関係で体が厚く見えることがあります。
原因2 姿勢が悪い
もともとの体型は悪くないのに「姿勢が歪んでいる」「猫背になっている」場合、体がぶ厚く見える可能性があります。
また、姿勢が悪いと、体が冷えやすくなります。体が冷えると脂肪がつきやすくなるため、鎖骨や背中、腹部周辺の脂肪が増えて、厚みのある体つきになります。
原因3 脂肪が多い
体に脂肪が付くと、体がぶ厚くなったように見えます。脂肪がついてしまう原因として、次のようなことが挙げられます。
・運動不足
・更年期
・加齢
・産後
なお、年齢を重ねると、徐々に筋力が落ちて、脂肪がつきやすくなります。
体を薄くするなら、まずは「姿勢」の見直しが大切
野本さん:体の厚みが気になるときは、まずは日常生活のなかの「姿勢」を見直しましょう。
歪んだ姿勢は血流を悪くし、脂肪がつきやすくなります。立っているときも、座っているときも、寝ているときも、正しい姿勢になっているかを気にかけてください。
通勤時など、立っているときの正しい姿勢
立つときは、次のことを意識しましょう。
・足を軽く開く
・顎は軽く引く
・肩は力を抜き、下に落とす
・お腹に力を入れる
頭が前に下がらないように、頭頂部は引き上げられているような状態をキープします。
デスクワークなど、座っているときの正しい姿勢
座るときは、次のことを意識しましょう。
・顎は軽く引く
・お腹に力を入れる
・背筋を伸ばす
立っているときと同様に、頭頂部は引き上げられている感覚で顎を引きます。
■10分に1回、姿勢を見直そう!
携帯電話やパソコンを操作しているときは、姿勢が悪くなりやすいです。10分程度を目途に、姿勢を見直しましょう。
寝ているときの正しい姿勢
寝ているときも、体の歪みに気を付けたいです。次のことを意識しましょう。
・枕の位置
・枕の高さ
・腰が伸びすぎていないか
体のバランスも気を付けて!「同じ腕で荷物を持たない」
野本さん:荷物を持っているときは、左右の腕や肩を均等に使いましょう。常に同じ腕で荷物を持っていると、体が片側に傾きます。歪みの原因になるので、気を付けましょう。
体のゆがみにも注意! 「足は組まない」
野本さん:足を組むと、体が歪むので止めましょう。むくみや冷えの原因にもなります。