
ヘルス&メンタル
2025年3月10日
発達障害の人と会話が噛み合わないのはなぜ?その理由と対処法 (2/2)
ADHDの人に多い「話が飛ぶ・自分の話ばかり」には理由がある
江越先生:ADHDの人の会話には、「話が飛ぶ」「自分の話ばかりする」といった傾向がみられます。これらは、特定のキーワードに反応してしまう・周囲の空気を読めないといったADHDの特性が関係していると考えられます。
ADHDの人は脳機能の特徴により、特定のキーワードが印象に残って、その部分がクローズアップされやすいです。
そのため、会話の途中で本題からそれた内容を話し始めることが多くなり、一緒に話している人からすると「話が飛ぶ」と感じやすくなります。
また、多動・衝動性といった特性により、周りの空気を読まずに今感じたことを話してしまう傾向があるため、「自分の話ばかりする」と受け取られることがあります。
ADHDの人によく見られる会話の特徴
- 話題が飛ぶ
- 一方的に話し続ける
- 相手の話の腰を折る
- 早口
- 声が大きい
※個人差があります。
監修者プロフィール
ともしびクリニック代表医師
江越 正敏先生
佐賀大学医学部を卒業後、病院・美容クリニックでの勤務経験を経て、2020年にファイヤークリニック開業。美容医学、遺伝子学、栄養学、精神医学など肥満治療に関わる多方面から痩身医学研究と実践をする精神科医としても臨床に当たっており、西洋医学から東洋医学に渡って世界中から集積した独自の短期集中型医療ダイエットを開発。
<Edit:編集部>
※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。
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