両親から「愛情いっぱいに育てられた子」の特徴とは
2026年1月28日

両親から「愛情いっぱいに育てられた子」の特徴とは (2/3)

「愛情いっぱい」と「甘やかし」との違いは?

「愛情をたっぷり注ぎましょう」と言われると、「でも甘やかしすぎも良くないのでは?」と心配になる方もいるでしょう。愛情を注ぐことと甘やかすことは、似ているようで本質的に異なります。

甘やかしとは「親がすべて肩代わりしてしまう」状態

「甘やかし」とは、子どもが本来経験すべきことを親が肩代わりしてしまったり、必要な制限を設けなかったりすることです。

  • 子どもが困難に直面したときにすぐに親が解決してしまう
  • 欲しいと言われれば買い与える
  • 嫌なことからはすべて遠ざける
  • ルールを破っても見て見ぬふりをする

こうした関わり方は、子どもの成長の機会を奪ってしまいます。

甘やかされて育った子どもは、困難に対処する力が育ちにくくなります。「嫌なことは誰かがなんとかしてくれる」と学習し、忍耐力や問題解決能力が身につきません。

また、欲求がすべて満たされることに慣れると、社会に出てから挫折したときに立ち直れなくなることがあります。

愛情を注ぐこととの違いは「子どもを信じて見守る」の有無

愛情を注ぐこととは、子どもの存在そのものを認め、感情に寄り添い、安心感を与えることです。甘やかしとの決定的な違いは、「子どもの成長を信じて見守る」という姿勢があるかどうかです。

愛情いっぱいに育てるというのは、困難からすべて守ることではありません。

子どもが困難に直面したとき、すぐに解決してあげるのではなく、そばにいて応援する。失敗しても責めずに受け止め、次にどうすればいいか一緒に考える。これが愛情のある関わり方です。

たとえば、子どもが友だちとケンカをして泣いて帰ってきたとき。甘やかしは「もうその子と遊ばなくていいよ」と問題から遠ざけることです。

愛情を注ぐとは、「悲しかったね」と気持ちを受け止めたうえで、「どうしたいと思う?」と子ども自身が考える機会を与えることです。

適切な境界線を設けることも愛情

愛情を注ぐことと、何でも許すことは違います。子どもの安全や成長のために必要な境界線を設けることも、大切な愛情の形です。

「ダメなものはダメ」と伝えることは、子どもを否定することではありません。危険なことをしたら止める、他者を傷つける行動には注意する、約束を守ることの大切さを教える。こうした関わりは、子どもが社会で生きていくために必要なことです。

大切なのは、叱るときでも子どもの人格を否定しないこと。「そんなことをするあなたはダメな子」ではなく、「その行動は良くなかった」と、行動に焦点を当てて伝えることです。

愛情と甘やかしを見分けるポイント

「誰のため」の行動か
子どもの長期的な成長のためなのか、目の前の子どもの機嫌を取るためなのか、あるいは親自身が楽をするためなのか。

子どもに考える機会を与えているか
すぐに答えを与えていないか、子ども自身が考え、決断する余地を残しているか。

子どもの力を信じているか
「この子にはできない」と決めつけていないか、成長する力を信じて見守れているか。

完璧に線引きができなくても大丈夫です。迷いながらでも、子どもの成長を願う気持ちがあれば、それは愛情です。

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