両親から「愛情いっぱいに育てられた子」の特徴とは (3/3)
いまからでも遅くない! 愛情が伝わりやすい5つの関わり方
「今まで十分に愛情を注げていなかったかもしれない」と後悔を感じる方もいるかもしれません。しかし、愛情を伝えることに遅すぎるということはありません。
「あなたがいてくれて嬉しい」を伝える
愛情を伝えるもっともシンプルな方法は、言葉にすることです。
「大好きだよ」
「あなたがいてくれるだけで嬉しい」
「生まれてきてくれてありがとう」
とくに「あなたがいてくれるだけで嬉しい」という無条件の愛情を伝えることが大切です。成績が良かったから、お手伝いをしたからではなく、存在そのものを肯定する言葉をかけましょう。
毎日でなくても構いません。寝る前に「今日も一日ありがとう」と伝えるだけでも、子どもの心に届きます。
子どもの話を最後まで聞く
忙しい日々のなかで、子どもの話をじっくり聞く時間を取るのは難しいかもしれません。しかし「話を聞いてもらえた」という経験は、子どもにとって「自分は大切にされている」という実感につながります。
すべての話を長時間聞く必要はありません。1日5分でもOK。
話を聞くときのポイントは、途中で口を挟まないことです。アドバイスをしたくなっても、まずは最後まで聞きましょう。
感情を否定しない
「悔しかったんだね」「それは悲しいよね」「怒りたくなる気持ち、わかるよ」。こうした言葉かけは、子どもの感情を否定せずに受け止めるメッセージになります。
「泣かないの」「そんなことで怒らない」と感情を否定すると、子どもは「この感情を持ってはいけないんだ」と学んでしまいます。
感情そのものには良いも悪いもありません。まずは受け止めることを心がけましょう。
スキンシップを大切にする
ハグ、頭をなでる、手をつなぐ。こうしたスキンシップは、言葉以上に愛情を伝えることがあります。

スキンシップは、オキシトシン(愛情ホルモン)の分泌を促し、安心感や信頼感を高める効果があることがわかっています。とくに幼い子どもにとって、身体的な触れ合いは愛情を感じる大切な手段です。
年齢が上がるにつれて、スキンシップを嫌がるようになることもあります。そのときは無理強いせず、子どものペースを尊重しながら、受け入れられる形での触れ合いを探っていきましょう。
「見ているよ」のサインを送る
子どもは、親に見守られていることで安心感を得ます。常にべったり一緒にいる必要はありませんが、「あなたのことを見ているよ」というサインを送ることは大切です。

たとえば、子どもが何かに取り組んでいるときに目を合わせて微笑む。学校から帰ってきたら「おかえり」と声をかける。子どもが話しかけてきたら、スマホを置いて顔を向ける。
こうした小さな積み重ねが、「自分は大切にされている」という実感を育てます。
「完璧な親」を目指さなくてOK!
最後にお伝えしたいのは、完璧な親である必要はないということです。
イライラして怒ってしまうこともある。余裕がなくて話を聞けないこともある。自分のことで精一杯なときもある。それは当然のことです。
大切なのは、うまくいかなかったときに自分を責めすぎないこと。そして、必要なら子どもに「さっきは怒りすぎてごめんね」と伝えること。親も完璧ではないと知ることは、子どもにとっても大切な学びになります。
子育てに正解はありません。迷いながら、時には失敗しながら、それでも子どもと向き合い続ける姿勢こそが、愛情そのものです。
監修者プロフィール
なかざわ腎泌尿器科クリニック
院長 中澤佑介
金沢医科大学医学部医学科卒業。「患者さんに近い立場で専門的医療を提供したい」という思いで2021年、なかざわ腎泌尿器科クリニックを開設。2024年9月、JR金沢駅前に金沢駅前内科・糖尿病クリニックを開設。2026年4月、金沢市玉鉾に心療内科・ペインクリニックを開設予定。
<Text:外薗 拓 Edit:編集部>












