インタビュー
2020年2月20日

小3から始めたソフトボールに熱中。得意だった水泳をあっさり辞めました。埼玉西武ライオンズ・源田壮亮(前編)|子どもの頃こんな習い事してました #29 (2/2)

――家族もみんなスポーツが得意?

得意と言ってますけど、両親がちゃんとスポーツをやっているところは見たことがないです。小学校のころはお父さんがよくキャッチボールを一緒にやってくれていました。僕が中学生になったら「球を取るのが怖い」と言ってしてくれなくなりましたが。

お父さんの話に「いやだな」と思うこともあったけど

――中学校は野球部ですか。

中学1年生から硬式野球のクラブチームに入りました。学校では陸上部です。野球チームに入っている人たちはみんな陸上部でしたね。走り幅跳びで大会に出たこともあります。野球に力を入れていて部活は真剣じゃなかったので、成績は全然良くなかったです。みんな陸上のユニフォームを着て大会に出場しているのに、野球をやってる人たちだけは体操着にゼッケン。恥ずかしかったです。予選で終わってしまった。

――両親はソフトボールや野球での活動を応援してくれていましたか。

応援はずっとしてくれていますね。お父さんは常に口出しをするというタイプではなく、うまくいかないことが続いて本当に悩んでいるとき、ここ一番というのを察して、2人きりで車に乗っているときなどに語ってくる感じの人なので、子ども心に「よく見てるな」と思っていました。まあ、「いやだな」と思うときもたくさんありましたが(笑)、たまに言葉がスッと入ってくることもあって。「僕のことを思ってくれているな」と感じました。

――お兄さんとは一緒に練習することは?

キャッチボールをしたり、サッカーしたり。小さいときはずっと一緒。あの頃は「負けたくない」と思ってました。子どもの頃の2歳の差ってけっこう大きいじゃないですか。走っても必ず負けるのでくやしかったですね。お兄ちゃんの友だちと一緒に遊んだり体を動かしたりすることが多かったので、そこで「目立ちたい、勝ちたい」と思っていたことが自然と運動のレベルアップにつながったと思います。

[プロフィール]
源田壮亮(げんだ・そうすけ)
1993年生まれ、大分県出身。身長179センチ、体重75キロ。右投げ左打ち。大分商業高校、愛知学院大、トヨタ自動車を経て2016年ドラフト3位で埼玉西武ライオンズに入団。2017年最優秀新人賞受賞。ベストナイン、ゴールデングラブ賞は、2018年、2019年の2年連続受賞。2019年は135試合に出場、打率.274、2本塁打、41打点。通算成績は421試合に出場、打率.274、9本塁打、155打点。背番号6。

<Text:安楽由紀子/Edit:丸山美紀(アート・サプライ)/Photo:森カズシゲ>

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