ライフスタイル
2024年9月24日

暖房シーズン前に「エアコンの掃除をしない」と、どんなデメリットがある? (3/3)

エアーマイスターが伝授!正しいエアコンの夏じまい方法

ポイント1. フィルターの定期的なお手入れ

フィルターの汚れは、能力の低下、消費電力の増加につながります。掃除機でホコリを吸い、それでも汚れが落ちない時は薄めた中性洗剤で洗い、陰干しをしてしっかり乾燥させてください。

ポイント2. 内部クリーン機能や送風運転を活用

冷房中の結露により水分がたまったエアコン内部を乾燥させることが、実はカビ対策に効果的です。内部クリーン機能がエアコンに搭載されていれば使用しましょう。

また、内部クリーン機能が搭載されていないエアコンの場合は、冷房運転の後に「送風運転」を3~4時間行い、エアコン内部を乾燥させましょう。

ポイント3.拭き掃除でカビ菌を防止!

エアコンに汚れがたまるとカビ菌のエサになるため、汚れている場所(通風路、フラップ等)を拭き掃除してください。このときのポイントは、見える部分のみです。

お手入れはそれぞれのエアコンの取扱説明書に従って行ってください。

※ご自身での掃除が心配な方、掃除がしづらい箇所の汚れが気になる場合やすでにカビが生えている場合は、専門業者にご依頼ください。

これはやっちゃダメ!NGなお掃除とは?

エアコンのクリーニングは高い専門知識が必要です。自身でエアコン内部の洗浄は避けましょう。

誤ったクリーニング方法(除菌剤やお掃除スプレーをするなど)を行うと、内部に残った洗浄剤で故障の原因につながる恐れがあります。専門業者に依頼しましょう。

解説者プロフィール

パナソニック エアーマイスター 福田 風子

パナソニック株式会社 空質空調社 日本マーケティングセンター 空気事業マーケティング統括部

自宅に異なる4機種のエアコンを設置し、機能の違いや風の違いを感じ分ける。スマホを使って家中のエアコンを遠隔操作したり、時にはカビの発生したエアコンを自ら入手・分解して調べるなど担当の枠を超えてちょっとしたエアコンマニア。

<Edit:編集部>

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