なぜ性格は顔に出ると言われるのか?その理由を専門家に聞いたところ…
ライフスタイル
2025年10月30日

なぜ性格は顔に出ると言われるのか?その理由を専門家に聞いたところ… (5/5)

日常で"顔に出る性格"を和らげたいなら

「最近、顔つきがきつくなった気がする」「表情が硬いと言われる」。そんな悩みがあるなら、日常でできる対処法があります。

表情筋トレーニング

表情筋を意識的に動かすことで、固まった筋肉をほぐし、柔らかい表情を取り戻すことができます。

  • 笑顔の練習:口角を上げて「イー」の形を10秒キープ。これを5回繰り返す
  • 目の周りの運動:目を大きく開けて5秒、ぎゅっと閉じて5秒。これを5回
  • 頬のリフトアップ:口を「お」の形にして、頬を高く持ち上げる。10秒キープを3回

ちなみに美容医療でのボトックス治療も選択肢のひとつです。特定の表情筋の動きを弱めることで、しわやフェイスラインの悩みを改善することを目的としています。

顔ヨガ

顔ヨガは、表情筋をストレッチし、血行を良くすることで、顔の緊張をほぐします。特に、眉間のシワや口角の下がりに効果的です。

セルフマッサージ

顔のマッサージは、筋肉のコリをほぐし、リラックス効果もあります。

  • 眉間を指で優しく円を描くようにマッサージ
  • こめかみをゆっくりプレス
  • 頬を下から上へ、優しく持ち上げるようにマッサージ

強くこすりすぎると肌を傷めるので、オイルやクリームを使って優しく行いましょう。

深呼吸

顔の緊張は、全身の緊張と連動しています。呼吸法でリラックスすることで、顔の筋肉も自然に緩みます。

  • 鼻からゆっくり4秒かけて息を吸う
  • 7秒息を止める
  • 口からゆっくり8秒かけて息を吐く

これを3〜5回繰り返すだけで、顔の緊張がほぐれます。

マインドフルネス・瞑想

1日5〜10分、静かに座って呼吸に意識を向けるだけでも、慢性的な緊張が和らぎます。継続することで、日常の表情も穏やかになっていきます。

笑顔を意識する

無理に作り笑いをする必要はありませんが、楽しいことや嬉しいことがあったときに、意識的に笑顔を作る習慣をつけると、自然と表情が柔らかくなります。

「表情が感情を作る」という研究もあります。笑顔を作ると、脳が「楽しい」と感じるという逆のフィードバックが起こるのです。

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鏡で表情をチェックしてみる

自分の表情は、自分では分かりにくいものです。客観的に知る方法を試してみましょう。

  • 仕事中、無意識にどんな表情をしているか、たまに鏡で確認する
  • 眉間にシワが寄っていないか、口角が下がっていないかチェック
  • リラックスした表情と、緊張している表情の違いを確認する

写真・動画で確認

自撮りや家族に撮ってもらった写真を見ると、普段の表情が分かります。とくに、自然体のときの写真が参考になります。

信頼できる人に聞いてみる

家族や親しい友人に、「最近、顔つきが変わったと思う?」と率直に聞いてみるのも有効です。他者の視点は、自分では気づかない変化に気づくヒントになります。

監修者プロフィール

美容外科 SO グレイスクリニック院長
近藤惣一郎

近藤 惣一郎医学博士(京都大学)
ロンリー侍ドクター
日本脳神経外科学会専門医
日本美容外科学会(JSAS)専門医
1988年 京大医学部卒
若返り専門の美容外科医。美は健康の上になり立つという理念のもと、正しい食生活・運動習慣・ダイエットに関する知識が豊富で、自らもダンサーとして、プロフィッシングアングラー(DAIWA)として、若さとナイスボディを保ち続ける。
Instagram:https://www.instagram.com/kondo.soichiro/

<Text:外薗 拓 Edit:編集部>

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