2019年5月14日

【実食レポ】吉野家×RIZAP初コラボはなぜ誕生?高たんぱく低糖質「ライザップ牛サラダ」の筋肉メシ具合がすばらしい (2/3)

「より広く、より多くのお客様に、より日常的に吉野家の牛丼を楽しんでいただきたいということで新サイズ『超特盛』と『超小盛』を展開したところ、非常にうまくいきました。お肉が好きでたっぷり食べたい方のための『超特盛』の裏で、実は、こっそり隠れて『超小盛』が優秀でして。『超特盛』と同じくらいの売り上げで、日によっては『超小盛』の方が上回ることもあります。一方、吉野家を来店されないお客様の声として多いのが、やはりどんぶりだと糖質が気になるということ。糖質を気にされるお客様は一定数いらっしゃいます。そういったお客様に選択肢を作れないかということで、かなり前からこういった商品の発想はございました。“高たんぱく、低糖質”という食志向を作り上げたRIZAPさんに企画を持っていったらトントンと話が進み、商品化することができました」(吉野家・伊東正明さん)

 また、RIZAP株式会社スタジオ事業本部の統括トレーナー、幕田純さんもRIZAP側の視点で語ってくれました。

▲RIZAP株式会社スタジオ事業本部統括トレーナー、幕田純さん

「RIZAPメソッドは大きく3つの柱からできています。1つ目はトレーニング、2つ目が食事を中心とした栄養管理、そして3つ目がメンタルのサポート。トレーニングだけでは筋肉は効果的につかず、また、脂肪も効果的に燃えません。筋肉の材料となるたんぱく質を豊富に摂る、糖質を控えるといった管理も必要です。そんな“高たんぱく質、低糖質”メソッドに、今回の新メニューは非常にマッチしたものとなっています。また、ゲスト(お客様)の“わかっているけれど食べたい、我慢できない”などの気持ちに寄り添い、支えながら目標達成に導いていくメンタルサポートもRIZAPの強みです。その点において『ライザップ牛サラダ』はとてもおいしく、食べ続けたいと感じていただける味に仕上げていただきました。我慢せず食べていいんだ、とボディメイクへのモチベーションにもなります。ゲストには自炊をされる方も多いのですが、やはり手軽に“高たんぱく質、低糖質”な食事を召し上がりたいという方もいらっしゃいます。しかし外食で“高たんぱく質、低糖質”な料理を見つけるのはすごく大変。そこは全国1200店舗ある吉野家さんですので、すぐに召し上がりたいときに選んでいただけるという点で、RIZAPメソッドと親和性が高く、共通点がある商品になったなと思っております」(RIZAP・幕田純さん)

食材の組み合わせに悩む開発秘話も

 経営ビジョンがマッチし、コラボレーションが実現した本商品。しかし、開発にはさまざまな試行錯誤があったようです。

「この商品を作る過程でいくつかの苦労がありました。1つは、高たんぱく質にしようと牛丼の肉を増やしてしまうと、脂質も増えてしまうんですね。なので脂質をコントロールしながらたんぱく質を増やすということで、食材なに使う? となりました。あれを使用すると糖質が増える、これをやるとおいしくないなどいろいろありました。試食を繰り返し、毎日食べてもおいしい商品を追求し、RIZAPさんに栄養バランスの監修をいただきながら仕上げることができました」(吉野家・伊東正明さん)

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