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『いだてん』に登場する、ひときわ熱い男たち。日本初のスポーツ同好会“天狗倶楽部”とは (4/5)

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日本中の学生が注目する超有名人・吉岡信敬(満島真之介)

▲頬からアゴまでつながるヒゲが魅力の吉岡信敬

 早稲田大学応援部の創設者といわれている吉岡信敬(よしおか・しんけい)。そのトレードマークである立派なヒゲはなんと、中学生の頃から生やしていたとか。ニックネームは「トラヒゲ野次将軍」。幼少期から野球が大好きだったという信敬は、早稲田中学で野球部に入りますが、野球のプレーよりも野次を飛ばす才能に長けていました。

 1905年に早稲田大学野球部は、日本チームとして初めてアメリカ遠征をしています。野球の技術とともに、カレッジ・エールやカレッジ・フラッグなど、アメリカの応援も学んできた野球部員からその方法を伝えられた信敬は、早稲田大学の応援隊長となり、その最新の応援を指揮するようになります。 

▲吉岡信敬を演じる満島真之介さん(Photo:Getty Images)

 劇中、天狗倶楽部のメンバーの胸に付いている「T・N・G」のロゴは、2018年のダサかっこいい流行語に乗っかってクドカンが考えたネタのようにも思いますが、当時の天狗倶楽部のユニフォームの胸にも「TENGU」ではなく「T.N.G」と書かれていました。そして、「T・N・G(ティー・エヌ・ジー)! T・N・G(ティー・エヌ・ジー)!」と叫んでからのきめポーズ。きめポーズがあったかどうかは不明ですが、実際に「テング、テング、テンテング、テテンノグー!」というオリジナルのエールはあったそうです。どちらもアメリカ式の応援を取り入れていた信敬のアイデアだったのかもしれませんね。

 信敬は早稲田の応援隊長となって以降、野球以外の運動部の試合にも駆けつけるようになり、応援だけでなく場内整理も行うようになります。この頃から学生の間ではその名が知れ渡るようになり、さらに信敬が早慶戦の際に慶応グラウンドで剣を抜いて馬上応援をしたというウワサが広まったことから、一気に全国区の超有名人になりました。

 「剣を抜いて馬上応援」というのは話が大げさに広まったもののようですが、両校の応援隊が興奮しすぎて野球の試合が中止になったのは事実。この後、早慶戦は19年もの間中止されることになります。

 
 
 
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